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仕事場がないとき、どうする? リモートワークに集中するための試行錯誤(会社員兼ブロガー・はせおやさい)

家で仕事をしていると、けじめがつけられない……。気がついたら、とっぷりと日が暮れている……。どうしたら、ちゃんと気分転換ができるんだろう。そんな、「仕事のスイッチのON/OFF」をどうしているのか、リモートワークでメリハリをつけるための考えていることや、工夫していることについて、会社員兼ブロガーのはせおやさいさんに教えていただきました。

夫と娘との3人暮らし……仕事部屋がない!

2020年から始まったリモートワーク。我が家の問題は「それぞれの仕事部屋がない!」ことでした。

所属する会社から出社自粛の号令がかかったことで、わたしは突然フルタイムのリモートワーカーになりました。当時、子どもは2歳。夫はフリーランスで、オフィスはありません。

そこで我が家では、子どもは保育園へ行き、夫はリビング、わたしはダイニングを使い、テーブルにノートパソコンを広げて仕事をするスタイルでなんとかしのぎました。

しかし、仕事用に作られていないダイニングチェアに癖のある座り方をしてしまったせいで、腰痛やテニス肘(上腕骨外側上顆炎)になり、通院せざるをえない状態に……。結果、座り方を変えたり定期的なストレッチを取り入れたりすることで改善しましたが、辛かった。

でも何より辛かったのは、プライベートと仕事の区切りを付けるのが難しく、仕事中なのに家のことが気になったり、終業後なのについパソコンを開いてしまったりして、気持ちが休まらなかったこと。

でも「慣れ」と「工夫」はいつだって生活者の味方です。今回は2年間のリモートワークを経て、わたしが取り入れた工夫についてまとめてみたいと思います。

「未来の自分」の予定を先に決めてあげる

わたしの生活スタイルは、子どもを起こして朝ごはんを食べさせるところからスタート。支度をしたら保育園へ送り出し、その後すぐに始業。自宅もしくは近所で昼食をとったら、すぐに午後の仕事をはじめ、そのまま子どもが帰ってくるまではずっと自宅作業です。

誰もいないダイニングで、ひっそりとパソコンに向かっていると、気持ちも鬱々としてきますし、なんだか1日のメリハリが持てませんでした。気がつけばネットショップで買い物することに夢中になってしまったり。悪い意味での「公私混同」によるパフォーマンス悪化を自分でも感じ、「これはやばいぞ」と頭を抱えるほどでした。

わたしの話でいうと、特に金曜の夕方は気が緩んでしまい、ついついぼんやりしてしまいがちでした。「あと数時間働けば、週末だ〜」という開放感もありますし、疲労が溜まっていて、あまり複雑なことを考える余力もありませんでした。

だったら、いっそのこと頭を切り替えて、来週のことを考えよう! そこで始めたのが、カレンダーの余白を埋めてしまうことでした。

毎週金曜の夕方、「集中力が切れてきたな〜」と思ったら、来週のカレンダーを眺めて、すでに決まっている予定以外の部分の1週間に何をするかを決めていきます。

まず「ランチタイム」は死守! ということで、カレンダーに12時からは「ランチ」と入れ、あとはそれ以外の空いている時間に何をするか、大まかに決めていきます。

ポイントは、具体的なTODOを決めない時間も確保しておくこと。たとえば、「作業時間」とだけ1時間の枠を入れておくだけで、差し込みやトラブルに対応するバッファになります。また、打ち合わせの前後は15分ずつ空けられるように予定をブロックし、自分のパフォーマンスを守れるよう工夫。

週の終わりにこの作業をしておけば、週明けのぼんやりした頭でもカレンダーの予定に沿って仕事に取り組んでいけばいいだけですから、本当に楽。「あれ? 今週は何をやるんだっけ……」と記憶を取り戻す時間が短縮でき、すぐに仕事モードに入れるようになりました。

「月曜の朝」ほど自分の頭がぼんやりしているタイミングはない、と痛感していたこともあり、この習慣は今も続けています。

自宅だからこそできる気分転換もある!

また、個人的に当たり前になってほしいと思うのが「昼寝」です。

自宅にあって会社にないもの……それは「寝室」。そこでリモートワーク中は昼食後に15分ほど、横になる時間を作るようにしてみました。わざわざ寝間着に着替えずとも、こうして頭と身体を休めることで、昼食後の眠気への対処と午前中の疲労を回復できるように。

やってみて実感したのは、パソコンでいろんなウィンドウを開いて見つめている状態は、想像以上に脳と目を酷使しているんだなということ。なので、実際に眠らなくても、目をつぶってじっとしているだけでもOKです。

ただし、うっかり寝すぎてしまうことがないように、
・アラームをセットする
・カーテンを開けて明るい状態にしておく
・寝る前にコーヒーを一杯飲んでおく

など個人に合った工夫をしてみてくださいね。

この習慣はもしリモートワークが解除になってもどこかで続けたいなあ……と思っていたのですが、幸いにも今の会社には男女別のお昼寝スペースがあるので、今後も継続してみようと思っています。

昼食をとって心身がリラックスしているときに、目をつぶって情報が入ってこない状態にすることで、思わぬアイデアがひらめいたりするかもしれません。

リモートワーク生活も2年を過ぎ、出社する日も増えてきました。とはいえ、IT企業を中心として、今後は出社と在宅の「ハイブリッドワーク」が主軸になってくるのかもしれません。

そうしたとき、環境や時間の使い方などを工夫して、メリハリのある働き方を意識することで、オフィス・在宅、両方の良さを取り入れた「良いところどり」ができ、もっと楽しく面白く働けるようになるのではないかなと感じています。

今日はそんな感じです。
チャオ!

編集:ノオト