多様な働き方を日常に ─「あなたのWORK GOOD」・西村孝平(八清)
多様な働き方を“日常”に。
WORK MILLは、自分らしい働き方「WORK GOOD」をつくりだすためのヒントを提供します。今回は、今までWORK MILLウェブマガジンに登場した方々に、それぞれの「WORK GOOD」についてアンケートを実施。
- あなたにとっての「WORK GOOD(自分らしい働き方)」とは?
- 「WORK GOOD」実現のために、日々 心掛けていることは?
- あなたの「働きがい」は?
という3つの問いを通して、一人ひとりの「WORK GOOD」に迫ります。
探求心や好奇心がWORK GOODの源泉
あなたにとっての「WORK GOOD(自分らしい働き方)」とは?
不動産業を通して顧客の笑顔と地域の活性化が見えることを楽しみに働いています。賃貸・売買・開発など、不動産業は規模によって取扱額が変わりますが、規模を求めて仕事をするのではなく、「町が活性化」することに興味があります。
まちづくりは、地域に溶け込み仲間を作らないとできない仕事です。資本力だけではないところに魅力を感じます。資本力のみでは成功しませんし、一人でもできません。必ずその地域に居住している人や働いている仲間が必要です。
これから空き家がどんどん増えて地域が疲弊していきます。不動産業者の醍醐味は、空き家を減らして役立つお店を増やし、地域を活気づけることです。難しい仕事ですが、不動産業の目的は「まちづくり」と言っても過言ではないと思っています。
「WORK GOOD(自分らしい働き方)」実現のために、日々 心掛けていることは?
常に好奇心を持って仕事をすることです。不動産業は分野が広く、私もこの業界に入って47年が経ちましたが知らないことばかりです。好奇心があればあるほど知識欲を掻き立てられます。
体力のいらない仕事なので、健康であれば80歳でも仕事ができます。自分の経験と旺盛な知識欲が、お客様の悩みや困りごとの助けになり、喜んでいただけるときは本当にやりがいを感じます。
何の仕事も同じだと思いますが、探求心や好奇心がWORK GOODの源泉です。
あなたの「働きがい」は?
不動産業界に入ったのは今から47年前の24歳のときです。当時、世間の不動産業界を見る目は決して良くありませんでした。その後、大手企業の参入により世間の評価は数段高くなったものの、私にとってはまだまだ「道半ば」です。
弊社も京町家を扱う不動産業者としてかれこれ20年たちました。リノベーションや有効活用で知名度も上がり、NHKの「クローズアップ現代」に紹介されるなど、入社時と比べると大きく評価も上がったと感じますが、不動産業界にいることを誇りにできるよう、いっそう努力したいと思います。
ー西村孝平(にしむら・こうへい)株式会社 八清 代表取締役 CEO 2000年以降、京町家を中心とした中古再生販売を主軸に事業展開しながら、都市居住推進研究会や京町家情報センターなど市民団体に参画し、京町家と町並み保全に関する提言等を行政に対して行う。また、京都市の空き家相談員としても活動する。京都不動産コンサルティング協会、佛教大学、龍谷大学、その他業界団体の研修やセミナー等の講演も、本業の傍らこなしている。趣味は月に100キロ走るジョギングで、会社の行き帰りなど片道5キロは日常茶飯事。
※プロフィールは下記記事の取材当時のものです。
2022年3月7日更新
写真: 大坪侑史
編集:プレスラボ