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正しいランニング知識を身につければ、今日からハイパフォーマー!? 仕事の効率を上げる「走り術」

始業前の10分駆け足で1日のパフォーマンスが上がる

重森

ちなみにランニングにこだわらず、筋トレでも効果があるんですよ。

筋トレも……! ただ、筋トレのためにジム通いをするのは、なかなかハードルが高いように感じられてしまいます。

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重森

マシンを利用した本格的なジムトレーニングにこだわらず、気軽にできるストレッチでもいいんです。

そうなのですね! 脳を活性化したい場合、どのような筋トレがオススメですか?

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重森

初心者であれば、下半身の大きな筋肉である太もも・ふくらはぎを使ったスクワットをゆっくり行うこと。慣れてきたら、心臓に近い大胸筋・腹筋・上腕二頭筋を鍛えるといいでしょう。

20回続けたときに疲労を感じるくらいの負荷で行うと、乳酸が出て脳が活性化されます。もしストレッチ・筋トレ・ランニングのセットを週3回できるのであれば、それは最強のメニューだと言えます。

それが実現できているだけで、すでに仕事ができる人な気がしますね……。

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重森

しっかり目標を設定して怠ることなく実行に移せている人は、そもそも仕事もできる人なのかもしれません。

特にボディビルダーをはじめ筋肉をしっかりと維持している人たちは、運動によって脳を活性させられていることに加え、しんどいことに耐え続けるマインドの持ち主。仕事への意欲も高く優秀な方が多いんですよ。

しかも、明るくてポジティブな人が多い印象です。

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重森

身体を理想の姿に鍛え上げれば、自ずと人とコミュニケーションを取ることにも積極的になりますからね。

やっぱり何事においても極めている人というのは、仕事もできる人なんじゃないかと思います。

ちなみに先生は、どのような運動を生活に取り入れているのですか?

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重森

私は単身赴任をしているのですが、マンションの部屋をトレーニングルームにしています。

常時25種類のトレーニングができるようにマシンやアイテムを取り揃えていますよ。

重森先生のトレーニングルーム。(提供写真)

重森

ルーティーンとしては、朝目が覚めたら空腹状態でランニングを15分行い、帰宅して朝ごはんを食べます。その後出勤。夜22時以降は成長ホルモンが最も分泌される時間になるので、仕事から帰宅してからは筋トレをし、入浴して眠ります。

まさに理想的なハイパフォーマーの習慣ですね。

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重森

緊急事態宣言が発令されていたころ、一時的にランニングを自粛していたときがありましたが、肩が凝ってしまって。非常にネガティブな気持ちになったことがありました。

そういった経験から、やはりランニングは身体やメンタルにポジティブな影響をもたらすのだなと実感しましたね。

ご自身でランニングの効果を体感されたわけですね。

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重森

はい。とはいえ、最初から必死に取り組もうとするとハードルが上がってしまうと思うので、まずは日々の生活をちょっと見直すところからでいいと思います。

車移動であれば徒歩に変えたり、1日の歩数を5000~10000歩に保てるように努力してみたり。結局は「続けること」がすべてなので、できることから始めてみましょう。

始業前に10分間、その場で駆け足をするだけでも、その日のパフォーマンスが上がる実感を得られると思いますよ。

早速、取り組んでみようと思います。ありがとうございました!

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取材・執筆:波多野友子
編集:桒田萌(ノオト)