働く環境を変え、働き方を変え、生き方を変える。

WORK MILL

EN JP

香川県高松市に「コトリ コワーキング&ホステル 高松」 旅行や観光、地方創生に興味関心を持つ人たちが集まる場所を観光バス会社が運営

2023年4月1日(土)、香川県高松市に「コトリ コワーキング&ホステル 高松」がオープンした。運営は香川県で観光バス・タクシー事業を営むコトバスグループ。

同社が本部を置く琴平町で2017年から運営していたツーリストインフォメーションセンター(観光案内所)「コトリ」の名前を受け継ぎ、コワーキングスペースとゲストハウスが一体となった施設へと業態変更し、高松市で営業を開始した。

「観光客の質問に答える関係性に留まるツーリストインフォメーションセンターよりも、宿泊施設やコワーキングスペースのほうが観光客との1対1のコミュニケーションで深い関係性を築くことができ、仕事をする人、滞在する人が増えるのでは」という期待から、同社の楠木泰二朗社長がこの施設を着想したという。

(提供写真)

建物は3階建て。1階のコワーキングスペースは、一時利用者と宿泊者が交流しやすくなるよう、あたたかみのある空間を意識する 。2階、3階のゲストハウスはアンティークな古材を多く活用。3階のコリビングスペースは宿泊者同士の会話が弾む場所にしたいと考え、楽器をリメイクしたユニークな照明や掛時計を使用している。

(提供写真)

営業時間内はコミュニティマネージャーが交替で常駐し、利用者とコミュニケーションを図る。コミュニティマネージャーの山下陽子さんは「地元の方だけでなく、観光やワーケーションで泊まりにきていただいた方と交流し、コラボレーションのきっかけを作りたいですね」と話す。現在、宿泊を伴わない場合はドロップインの利用しかできないが、今後用意される月額会員プランでは、24時間いつでも利用が可能になるという。

(提供写真)

2023年の秋には、琴平町にも同様の施設がオープン予定とのこと。「高松、琴平の両施設を連携させながら、地域の魅力を伝えていきたいです」と山下さん。同社が展開する、讃岐うどんのお店を巡る観光タクシー「うどんタクシー」で両施設を結ぶことも視野に入れているという。

今後の展望について「地元のフリーランスや事業者に加え、旅行や観光、地方創生に興味関心を持つ方たちが集まる場にしたいと考えています。交流イベントやセミナー、ワークショップを開催し、コミュニティ作りを進めていきたいです」と話してくれた。

●コトリ コワーキング&ホステル 高松
・営業時間:9:00~18:00 ※ゲストハウスの宿泊者はチェックイン日の朝9時からチェックアウト後18時まで利用可能
・住所:香川県高松市東田町1-13
・URL:https://www.kotori-japan.com/

●料金
・ドロップイン:1時間300円、3時間800円、1日1,500円

●利用可能な設備・サービス
Wi-Fi、フリードリンク、コピー(有料)、鍵付きロッカー、会議室

編集:ノオト