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福井県・敦賀市に「FUJIONE WORKATION PLACE」仕事だけでなく宿泊やワーケーションプランも提案

2022年5月29日(日)、福井県敦賀市にワーケーション施設「FUJIONE WORKATION PLACE(フジオネワーケーションプレイス)」がオープンした。運営は、空き家のリノベーション事業などを手がける合同会社FUJIONE。

「コロナ禍で働き方の多様化が進む今、場所に縛られない働き方のニーズが高まっています。しかし敦賀では、働く環境や場所の多様性がまだあまり広がっていない印象がありました。そのため、年代や性別を問わずに挑戦する人のための施設を作ることで、地域活性に貢献しようと思ったのがオープンのきっかけです」と語るのは、同社代表の後藤美佳さん。

施設名の「FUJIONE」は「融合」を意味するイタリア語からの造語。「さまざまな人が集まり、融合して、新しい価値を生み出す」という想いが込められている。

コンセプトは「リハーサルオフィス」。多様な人と関わり新しい視点を持ち、人生の選択肢を広げる「練習場所」になることを期待しているという。定期的なセミナーの開催や、後藤さんが携わる女性活躍支援団体「ふくいテレワーク女子」によるアドバイスで、そのコンセプトを体現していくそうだ。

(提供写真)

建物は2階建てで、旧敦賀信用金庫神楽支店が改装されたもの。1階は3つのスペースに分かれおり、用途に合わせた使い方ができる。

1つ目はコワーキングスペース。太陽光を浴びながら気分よく作業ができる窓際の「カウンター席」と、作業に集中できる「個室席」、打ち合わせなど複数人で使える「テーブル席」がある。

2つ目はシェアスペース。旧金庫室をそのまま活用しており、分厚い扉や頑丈な構造が特徴的だ。会議室として使うことができるほか、講演会などのイベント会場としても使うことができる。

(提供写真)

3つ目はカフェスペース。飲食業を起業したい人やイベント出店の希望者向けに貸し出し、新規ビジネスの挑戦の場として機能する。

2階はゲストハウスになっており、和洋2種類の部屋を計4室が並ぶ。「北陸のハワイ」と呼ばれる水島でくつろいだりするワーケーションプランや、市街地を見渡せるという屋上テラスでBBQを楽しんだりする企画も用意している。

(提供写真)

「2024年春の北陸新幹線敦賀開業で、都心から敦賀へのアクセスも良くなるので、利用者の増加を期待している」と後藤さん。「働くことが楽しくなれば、生きやすくなる。ワーケーション施設として、自由な働き方の提案や、利用者のサポート、イベント開催などに力を入れていきます」と展望を語る。

FUJIONE WORKATION PLACE
・営業時間:24時間 (ドロップイン= 9:00〜16:00/土日祝定休)
・住所:福井県敦賀市本町1-15−3
・URL:https://fujioneworkationplace.studio.site/

料金
・コワーキングスペース
ドロップイン料金: 1時間=550円、3時間以上=1,650円 ※2022年末までのオープンキャンペーン価格
会員料金(月額):8,800円(9:00〜18:00の利用、11,000円(9:00〜24:00の利用)、13,200円(24時間)
・ホステル
洋室1〜2人:平日=3,300~8,800円、金土日祝=4,400~9,900円
和室2~3人:平日=8,800~11,000円、金土日祝=9,900~12,100円

利用可能な設備・サービス
電源、Wi-Fi、事業者登記・ポスト利用(月額会員のみ2,200円)、シェアスペース=(1,100円、ドロップイン利用者のみ午前・午後・夜の3時間毎)、キッチンカフェ(2,200円)、屋上利用(1時間3,300円)