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鳥取県境港市に会員制コワーキングスペース「サインイン」 キッチンやトレーニングルームも備えた山陰の街づくりの拠点

2022年4月1日(金)、鳥取県境港市にコワーキングオフィス「サインイン」がオープンした。鳥取県で住宅事業を中心に展開する株式会社サインインホールディングが運営する。

社名と施設名に付された「サインイン」の由来は、同社が命題に掲げている「街づくり」に、クラウドサービスに“サインイン”するぐらいの軽いフットワークで一緒に取り組みましょう、という思いから。「山陰(さんいん)」という地域名とも掛けているという。

元々この場所は、同社代表取締役の魚谷宗司さんが趣味や駐車に使うために所有していたという。しかし、「別の用途に活用できないか」と考え、コワーキングスペースとしての利用を思い立ったそうだ。

住宅会社らしく、「極めて家に近いサードプレイスを作りたい」と考えた魚谷さん。施設内にはワークスペースのほかに、パーティーができるようにキッチンやダイニングを備えたり、ジムの少ない地域としては珍しいトレーニングルームを設置したりしている。

(提供写真)

また、屋外にはテラスを設置しており、仕事の合間にリラックスすることも可能。

(提供写真)

施設中央の10席のオープンエリアを囲むように、ワーキングルームや会議室が設置されている。会議室は大きな窓を備えており、外からの光を感じながら利用できるのが特徴。また、各部屋には、漁業の街・境港らしく、「魳(カマス)」「鰰(ハタハタ)」「ノドグロ」「モサエビ」など近海で獲れる魚の名前が付けられている。

(提供写真)

観光業や漁業への従事者をはじめ、地元の経営者に利用してもらい、県外のデザイナーやマーケティング系の人材とのマッチングを行いたい、と魚谷さん。一方で、会社として取り組む「まちづくり」の拠点にしたいとも考えており、地主さんや施工主、入居者などを集めていきたいという。

また、7月より県内や隣県のコワーキングスペースとの交流イベントもスタートした。今後は各施設との連携を深めていきたいと魚谷さんは話す。

今後、「サインイン」の近くに、境港市の特色を生かし「釣り人」をテーマにした宿泊施設の建設を進めるという。ベンチャー企業などにワーケーション的に利用してもらいたいとのこと。「コワーキングオフィスや宿泊施設と、自社の事業との連携を深めていくことで、相乗効果を出していきたいです」と意気込む。

●サインインコワーキングオフィス
・営業時間:固定席メンバー、ルームメンバー=9:00〜24:00、フリーアドレスメンバー= 10:00〜20:00
・定休日:土曜日、日曜日
・住所:鳥取県境港市上道町3282
・URL:https://co-working-sanin.com/

●料金
・ドロップイン:1時間1,100円
・フリーアドレスメンバー:月額12,300円
・固定席メンバー:月額22,000円
・ルームメンバー:月額38,500円~65,000円
・ナイト&ウィークエンドメンバー:月額11,000円
・バーチャルオフィスプラン:月額6,050円

●利用可能な設備・サービス
Wi-Fi、電話ブース、コピー/プリント、プロジェクター、会議室、駐輪場/駐車場、郵便物転送

編集:ノオト