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日本発、ゴミ問題を解決するビジネス ー 石坂産業、安居昭博、長坂真護 他

脱炭素、ゼロウェイスト、ESG経営など、ビジネスにおいて環境問題に関するワードを聞くことが年々増えてきました。日本でも国として2050年カーボンニュートラルを宣言しており、政府・企業の今後の地球環境との向き合い方に対する人々の関心はますます高まっていくのではないでしょうか。

そこで今回は、数ある環境問題の中でも特にごみ問題にフォーカスを当てて、ビジネスで解決しようとしている企業や個人の取り組みをご紹介します。(所属などは取材当時のものです)

見学者が殺到する、産廃のリサイクル工場 ― 石坂産業

現在では業界トップの98%のリサイクル化率を達成するなど高い技術を有する産廃工場として広く知られている石坂産業。そんな石坂産業には産廃業者のみならず、メーカーや教育機関など多種多様な業界から視察団が訪れ、その数は年間4万人にものぼると言います。同社代表取締役の石坂典子さんに詳しくお話をうかがいました。

アムステルダムで学んだサーキュラーエコノミーを日本にも ― 安居昭博

廃棄を出さない仕組みをビジネスモデルや政策に導入することで、環境負荷軽減と経済効果、雇用創出につながることで注目を集めているサーキュラーエコノミー。その基本的な考え方やサスティナビリティとの違い、オランダでの取り組み事例などを研究者であり様々な活動もされている安居昭博さんにうかがいました。

アートの力でサステナブルな社会を作りたい ─ 美術家・長坂真護さん

資源ゴミとして処理されるはずだったものが、処理されないまま海外で打ち捨てられている…ガーナでその理不尽な現実に直面した長坂さん。電子廃棄物をアート作品に使うことで、貧困や環境汚染の問題を訴えるだけでなく、その収益で現場であるガーナ・アグボグブロシーにリサイクル工場を建てようとしています。

循環型の暮らしに触れられる、食のオンラインプログラム ー モリウミアス

子ども向けのプログラムや学校や企業団体の受け入れを行っている、モリウミアス。海で泳いだり、漁師と魚・貝類を穫ったり、森の手入れをしたり、自分たちのご飯をつくったりという自然のなかでの暮らしを中心とした体験を通して、循環する暮らしを実感していく教育を目的に活動しています。コロナ禍による制約をバネにして生まれている新たな教育活動についてうかがいます。

堆肥化できるオムツ「DYCLE」からリジェネラティブ・ビジネスの在り方を考える 

土に還るオムツを生産・販売するベルリン発のスタートアップ「DYCLE(ダイクル)」の共同創業者である松坂愛友美氏をお迎えし、自然の循環と再生を基盤におく「リジェネラティブ・ビジネス」についてお話しいただきました。松坂さんのバックグラウンドであるアート、そしてサイエンスとビジネスの見事な化学反応にも注目です。

2021年11月11日更新