多様な働き方を日常に ─「あなたの WORK GOOD」・伊達洋駆(ビジネスリサーチラボ)
多様な働き方を“日常”に。
WORK MILLは、自分らしい働き方「WORK GOOD」をつくりだすためのヒントを提供します。今回は、今までWORK MILLウェブマガジンに登場した方々に、それぞれの「WORK GOOD」についてアンケートを実施。
- あなたにとっての「WORK GOOD(自分らしい働き方)」とは?
- 「WORK GOOD」実現のために、日々 心掛けていることは?
- あなたの「働きがい」は?
という3つの問いを通して、一人ひとりの「WORK GOOD」に迫ります。
自分の仕事が「足場」となり、次世代へつなげていく
あなたにとっての「WORK GOOD(自分らしい働き方)」とは?
高頻度で「新しい何か」を見出せる働き方を望んでいます。発見は、いつも大きなものである必要はありません。知らないことを日々知れる働き方が、私にとっての「WORK GOOD」です。また、こうした価値観を部分的に共有する仲間を探し、彼ら彼女らと一緒に働きたいと思っています。そうすることで良質なエスカレーションが起こり、楽しさが何倍にも膨らみます。
「私」のWORK GOODが「私たち」のWORK GOODに転化する環境を作れるよう、心がけています。
「WORK GOOD(自分らしい働き方)」実現のために、日々 心掛けていることは?
新しい何かに出会うためには、「調べて」「考えて」「まとめる」ことを続けなければなりません。これら一連のプロセスは楽しいものですが、同時に大変でもあります。
放っておくと、気づかぬうちに手を抜いてしまいます。その言い訳に思考を使う事態に陥ると、大問題です。そこで私の場合、調べて考えてまとめること自体をサービスとして、市場で提供しています。そうすれば事業を続ける限り、大変ながらも楽しいことが自ずと続けられます。
あなたの「働きがい」は?
自分の仕事のプロセスやアウトプットが、その時々の課題解決に貢献できるのは、もちろん嬉しいことです。しかし、さらに嬉しいのは、自分の仕事が「足場」となり、次の世代につながっていくことです。
次の世代が前に進む際、自分の仕事が足場となり得たとすれば、それ以上の「働きがい」はありません。自分の作った足場を利用して、次の世代が別の地平を切り開くことを祈っています。自分だけでは見られない景色を見たいと考えています。
ー 伊達洋駆(だて・ようく)株式会社ビジネスリサーチラボ代表取締役。
神戸大学大学院経営学研究科博士前期課程修了。修士(経営学)。同研究科在籍中、2009年にLLPビジネスリサーチラボを、2011年に株式会社ビジネスリサーチラボを創業。著書に『オンライン採用:新時代と自社にフィットした人材の求め方』(日本能率協会マネジメントセンター)
※プロフィールは下記記事の取材当時のものです。
2022年3月4日更新
写真:齋藤大輔
編集:プレスラボ