多様な働き方を日常に ─「あなたの WORK GOOD」・梅中美緒(日建設計)
多様な働き方を“日常”に。
WORK MILLは、自分らしい働き方「WORK GOOD」をつくりだすためのヒントを提供します。今回は、今までWORK MILLウェブマガジンに登場した方々に、それぞれの「WORK GOOD」についてアンケートを実施。
- あなたにとっての「WORK GOOD(自分らしい働き方)」とは?
- 「WORK GOOD」実現のために、日々 心掛けていることは?
- あなたの「働きがい」は?
という3つの問いを通して、一人ひとりの「WORK GOOD」に迫ります。
「けものみち」をつくり、生き方を豊かにする
あなたにとっての「WORK GOOD(自分らしい働き方)」とは?
「死ぬまでにすべての風景を見る」という夢を叶えるために、常に旅をしながら働いています。出来ればすべての人に会って話を聞いて、まだ顕在化していない潜在的な情報や本音を引き出し構造化することで、豊かなデザインにつなげていくことが私らしい働き方です。そうして出来る限り多くの風景や瞬間に立ち会って、まだ見ぬ世界があると知ることで、自分が相対的に小さくなっていくことを感じていたいです。
「WORK GOOD(自分らしい働き方)」実現のために、日々 心掛けていることは?
日常と非日常の強めの横断。”いつもと違う場所”に行ったときは”いつもの場所”のように街や空気に溶け込んで生活し、”いつもの場所”に行ったときは”いつもと違う場所”にいるような行動を取ることで、物事を立体的に捉えられる自分であるよう心掛けています。常に多視点であり、宇宙探査機のような自分でいたいと思っています。
あなたの「働きがい」は?
けものみちをつくること。自分がいま切り拓いている道は、いつかの未来に、どこかの誰かにとって働き方/生き方を豊かにすることに続いているアクションだと信じられること。
ー 梅中美緒(うめなか・みお)
株式会社日建設計 Nikken Activity Design lab(NAD) アソシエイト。2008年日建設計入社後、設計部門に在籍。音楽大学キャンパスや各企業の研修施設などを担当。2016年よりNAD室に在籍し、三井不動産「WORKSTYLING」プロジェクトの空間ディレクターをはじめ、多くのワークスタイルデザインを手掛ける。世界100ヶ国以上を旅するバックパッカーで、2018年よりWorking Travelerとして『旅をしながら働く』の実証実験中。東北・熊本の復興支援、イラストレーター、旅ライターとしても活動。工学院大学建築学部非常勤講師。
※プロフィールは下記記事の取材当時のものです。
2022年2月18日更新
写真:黒羽政士
編集:プレスラボ