多様な働き方を日常に ─「あなたの WORK GOOD」・大西亮(乃村工藝社)
多様な働き方を“日常”に。
WORK MILLは、自分らしい働き方「WORK GOOD」をつくりだすためのヒントを提供します。今回は、今までWORK MILLウェブマガジンに登場した方々に、それぞれの「WORK GOOD」についてアンケートを実施。
- あなたにとっての「WORK GOOD(自分らしい働き方)」とは?
- 「WORK GOOD」実現のために、日々 心掛けていることは?
- あなたの「働きがい」は?
という3つの問いを通して、一人ひとりの「WORK GOOD」に迫ります。
さまざまな感情を豊かに表現する「きっかけ」をデザイン
あなたにとっての「WORK GOOD(自分らしい働き方)」とは?
展示デザイン(情報デザイン)とインテリアデザインを両方かけもちしている職業なので常にアウトプットしている毎日ですが、そのためのインプットがバランスよく摂取できている状態が自分にとってのWORK GOODです。LIFESTYLEの中で自然にインプットアウトプットが繰り返され、ちょうど良い加減でMIXされ、何か結果を残せて満足している状態が理想です。
「WORK GOOD(自分らしい働き方)」実現のために、日々 心掛けていることは?
栄養価の高いインプットをいかに効率よく摂取できるか……がポイントになってくるので、日々の情報収集と様々な有識者とのコミュニケーションを大切にしています。
最近はウェビナーなど時間を効率的に消費できるようになったので知識を得る機会も増えましたが、情報に溺れ過ぎない程度に摂取し、本当に必要なものだけをMILLする必要があると思います。その近道は直接会ってお話させていただくことなので、その時間をいかにつくるかが最大の課題です(笑)。
あなたの「働きがい」は?
簡潔に大きく言うと、「自分がアウトプットしたもので世の中が少しでもHAPPYになっている」と感じることです。もちろん、プロジェクトの種類によっては悲しみを伝えないといけない仕事もありますが、必ずそのまわりにはハッピーが隠れています。
笑っているだけが幸せではなく、様々な感情を豊かに表現してもらえるような「きっかけ」をデザインしていければと思います。そして、その結果が少しでも感じられた瞬間は自分もHAPPYです。
−大西亮(おおにし・りょう)株式会社乃村工藝社 デザイン3部 部長 クリエイティブディレクター
ミュージアムデザインを起点に企業ショールーム・店舗デザイン、ホテル、ワークプレイスまで分野にとらわれないプロジェクトを経験。情報デザインとインテリアデザインの領域を融合した空間づくりや体験価値づくりを主軸とし、デザインプロセスを包括的に捉えたクリエイションを展開。
※プロフィールは下記記事の取材当時のものです。
2022年2月2日更新
写真:安田佑衣
編集:プレスラボ