東京・渋谷にサウナ施設「渋谷SAUNAS」 ワークスペース併設で仕事に集中も
2022年12月23日（金）、東京・渋谷にサウナ施設「渋谷SAUNAS（サウナス）」がオープンした。運営はヴィーガンフードの販売やスパ施設の企画などを手がける株式会社TOYOKE（トヨーク）。
同施設は、『マンガ サ道』の作者であるタナカカツキさんが総合プロデュースを手掛けた。「サウナファンの理想のサウナ」をコンセプトに掲げ、趣向を凝らしたサウナ室をそろえるほか、レストランやワークスペースも併設している。
「昨今のサウナブームに後押しされて実現した施設です。わが社のメンバーもそうですが、サウナファンの中にはサウナ施設で仕事をする人も多いので、サウナだけでなく、仕事場としての機能も重視しました」と話すのは、同社企画開発部の髙橋真さん。
施設の設計は株式会社SNARKが担当した。視覚的なノイズを最小限に抑えるため、シンプルなデザインの追求をしたり、館内の掲示サインやデジタルサイネージを最小限にしたり、「ととのう」体験ができるような空間づくりを意識したという。
2・3階にある浴室は、9つのサウナ室と4つの水風呂をそろえる。各エリアとサウナの名称は、建物の西側が「WOODS（森）」、東側が「LAMPI（池）」と、それぞれの空間のテーマをフィンランド語で表現。男女の使用エリアを分け、奇数日・偶数日で入れ替えるため、すべてのサウナを楽しめるようにしているという。
中でも特徴的な浴室は、茶室をイメージして作られた「TEETÄ （テータ）」。茶室の小さな出入り口である「躙（にじ）り口」のようなところから出入りし、中央に置かれたサウナストーブを囲むように、あぐらをかいて楽しめる。クロモジ茶のアロマを使用しており、茶室ならではの雰囲気を演出するという。
1・中2階にある全45席のラウンジは、休憩スペースとワークスペースを兼ね備える。1階にはソロワークに最適な「カウンター席」や、複数人での作業に適した「テーブル席」、中2階に続く階段スペースには体を動かしながら利用できる「スタンディング席」、中2階にはリラックスできる「掘りごたつ席」がある。
8人収容可能な会議室も完備しており、仕事をする場所としても力を入れている。
レストランでは、ヴィーガン素材のみで作った炭酸飲料の「クラフトオロポ」（660円）や「果実とスパイス香るヴィーガンカレー」（1,540円）など、サウナへの入浴後も体の健やかさを妨げないメニューを提供する。
髙橋さんは「情報に溢れている現代社会において、多くの人が頭をフルで働かせている状態だと思うので、サウナでリラックスしていただきたいと思っています。仕事に集中できる当館は、ビジネスパーソンにオススメです」と話す。
●渋谷SAUNAS
・営業時間：8:00〜23:00／不定休
・住所：東京都渋谷区桜丘町18-9
・URL：https://saunas-saunas.com/
●料金
・入場料：平日2時間＝3,080円、土日祝と特定日2時間＝3,850円
・延長：1時間＝880円、2時間＝1,760円、3時間＝2,420円、フリータイム＝3,080円
●利用可能な設備・サービス
トゥーリサウナ、サウンドサウナ、テータサウナ、ケロサウナ、ヴィヒタサウナ、ムスタサウナ、ハルマーサウナ、ベッドサウナ、水風呂4室、会議室、レストラン、ショップ、ウィスキング、アウフグース、アメニティ、電源、Wi-Fi
編集：ノオト
