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佐賀県鳥栖市に「NesXt TOSU(ネスト鳥栖)」 地域のDX推進とIT人材育成で地域に貢献

2024年2月1日(木)、佐賀県鳥栖市に「NesXt TOSU(ネスト鳥栖)」がオープンした。福岡県北九州市で企業のDX支援とスタートアップ支援、コワーキングスペースの運営を手掛ける寶結(ほうゆう)株式会社が立ち上げた。

施設のコンセプトは「さぁDXをはじめよう」。施設名「NesXt TOSU」の「NesXt」は、巣を表す英語の「Nest」に、DXの「X」を加えたもの。「鳥栖(とす)」の地名にもちなんでおり、かねてより交通の要衝として新しい文化を受け入れてきた土地柄を表現している。

ビルの2階にコワーキングスペースを設置

「コワーキングスペースに集うさまざまな人々が交流することで、新たなビジネスを生み出し、その過程で自治体や民間企業のDXを推進する、という目標を施設名に込めました」と、同施設に常駐する寶結株式会社の高野勇作さんは話す。

共有スペースには、12組のテーブルと椅子を備える。約40人が利用できるイベントスペースとしても活用できる。バー風のカウンター席も設置し、利用者はドリンクを飲みながらリラックスして会話を楽しめる。

創業支援にも力を入れている。創業前もしくは創業後1年以内の法人であれば、入居後1年間は創業に関わる相談を無料で受けられる。寶結は北九州市のコワーキングスペース「COMPASS小倉」で創業サポートを展開しているため、そのノウハウを生かす。また、創業前もしくは創業1年以内の入居者には利用料金の20%を割引し、施設の利用を推進する。

「現在、鳥栖市ではIT企業の拠点や人材が不足しているため、IT関連の職に就く機会が限られています。プログラミングなどを学ぶ教育施設も少なく、若手の人材がスキルを身につける機会が少ない。こうした鳥栖市の課題に向き合い、IT人材の育成と就業機会の創出に取り組み、地域の発展に貢献していきたいですね」と語る高野さん。

「地元愛の強い鳥栖市の若者が、地域での就業を希望するときの受け皿となりたい。そして、IT分野で活躍できる場を提供したいです」と意気込む。

●NesXt TOSU(ネスト鳥栖)
・営業時間:会員=平日9:00~24:00、非会員=平日10:00~18:00/土日祝定休
・住所:佐賀県鳥栖市元町1336-6 栄ビル2F
・URL:https://nesxt-tosu.com/

●料金(税込)
・会員プラン:創業前および創業後1年以内=月額22,000円、創業後1年以上の個人・法人=月額27,500円、シェアードオプション(席を組織内のメンバーとシェア ※法人のみ)=1名追加ごとに月額2,200円
・ドロップイン:1日=1,320円、1時間=550円

●利用可能な設備・サービス
会議室、コピー機(有料)、ロッカー、郵便受け取り

編集=ノオト