働く環境を変え、働き方を変え、生き方を変える。

WORK MILL

EN JP

広島市中区にコワーキングスペース「Hiromalab」 イノベーションや共創の和を広げる場に

2022年12月21日(水)、広島市中区銀山町にスタートアップ等の支援を目的としたコワーキングスペース「Hiromalab」がオープンした。施設名は「広まる+研究所(LABO)」が由来。「この場所を中心に、イノベーションや共創の和が広がってほしい」という願いが込められている。

運営には、市内企業を含め5社が携わる。施設の全体統括と企画・運営は株式会社広島銀行とひろぎんエリアデザイン株式会社が行い、会計や決算等の管理業務は株式会社広島ベンチャーキャピタルが担当。株式会社中国新聞社が施設内外の情報発信を、そして福岡県と宮崎県でコワーキングスペースやコミュニティの運営・企画を行う株式会社ATOMicaが施設運営を担う。

広島銀行は、「スタートアップとベンチャーの支援を社会的使命だ」と捉えており、その取り組みの象徴となる場の必要性を感じたことが、コワーキングスペース開設のきっかけになったという。

(提供写真)

「新しく事業を立ち上げた方や、起業を目指す社会人や学生などに加え、地元企業の方にも利用していただき、新しい取り組みのきっかけを作りたいですね」と話すのは、広島銀行の原晃太郎さん。

施設にはコミュニティマネージャーが2名常駐し、利用者の悩みや相談を解決するためのマッチング等を実施。ベンチャーキャピタルの投資担当にスムーズに相談できる体制も取られている。

場所は、広島駅から徒歩約10分。17階建てビルの最上階にあり、カウンター席からは広島市の市街地が一望できる。施設内には作業スペース、交流スペースが効率的に配置されていて、オンライン会議時に利用するフルクローズ型ワークブースが3台設置されている。イベント開催時には着席で50人ほど、立ち見を入れると70~80人ほどが収容可能。

(提供写真)

大型モニターが設置されている会議室は、かつて銀行のサロンとして使われていた場で、重厚な作りである。

(提供写真)

原さんは「銀行が長年培ってきた地元の企業や行政、大学などのネットワークを融合させ、たくさんのイノベーションを起こして新しい事業を生み出していきたいですね」と今後の展望を話してくれた。

●Hiromalab
・営業時間:会員=7:30~21:00、非会員=9:30~18:30(最終受付時間18:00)/休業日=土日祝、年末年始
・住所:広島県広島市中区銀山町3番1号 ひろしまハイビル21 17F
・URL:https://www.hiromalab.jp/

●料金
・ドロップイン: 1日1,100円
・日割りプラン:10DAYS (月に10回までご利用可能)=月額8,800円、ALL DAYS (利用回数の制限なくご利用可能)=月額16,500円
・時間割りプラン:STANDARD (月に80時間まで)=月額 11,000円、PRO (月に160時間まで)=月額19,800円、ENTERPRISE (月に320時間まで)=月額35,200円

利用可能な設備・サービス
テレキューブ(3部屋)、冷蔵庫、電子レンジ、ロッカー、プリンタ、フリードリンク、会議室(有料)

編集=ノオト