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午前は農業・午後はシステム開発――山形と愛知の距離を超えて実現した「半農・半IT」の働き方

経歴を活かし、農業とITの仕事を両立

次は、「半農・半IT」のスタイルで実際に2社で働いている遠田さんに伺います。どういうきっかけで、いで葉工望へ入社を?

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社員
遠田

僕は山形県内で3年ほどシステムエンジニアとして働いていましたが、体調を崩してしまい退職したんです。

そんな中、知り合いだった成田さんにいで葉工望へ誘っていただいて。農業は全く未経験でしたが、「体を動かす仕事もいいなぁ」と思い、入社を決めました。

その後、「半農・半ITの働き方をやってみてほしい」という話をいただいたんです。

最初は驚きますよね。

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社員
遠田

そうですね。まずは立岩さんとオンラインでお話して、やることを伺って。

エンジニアの知識や経験を活かせるならば、ITの仕事と農業のどちらもチャレンジしてみようと思い、この働き方を始めました。

提供写真:ベビーリーフの収穫をする遠田さん

ちなみに、労働ルールの面から見ると、遠田さんのお給料はどのように支払われているのでしょうか?

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社員
遠田

今は、いで葉工望とワークウェア社会保険労務士法人の2社からお給料をもらっています。

社労士
立岩

遠田さんの社会保険料や「主たる給与」としての税金は、いで葉工望さんが支払っています。ワークウェアは、労災保険料と「従たる給与」として税金・や給与を支払っている形ですね。

立岩さんは社会保険労務士なので、こういう新しい取り組みのルール面もスムーズに整備できたのですね。

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収穫の時期に合わせてシフトを調整

遠田さんは、1年を通してどのようなシフトで働いているのでしょうか?

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社員
遠田

いで葉工望を優先して農業の時間を確保し、それ以外の時間でシステム開発を行えるようにスケジュールを組んでいます。

2社で働く遠田さんのシフトの例。時期によって、それぞれの仕事にかける時間が異なる。
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社員
遠田

農業は開始時間が早いため、朝起きるのは大変ですが……(笑)。ワークウェアさんの仕事は、1年の中で時間を調整しながら進められました。

振り返ってみると農業は未経験だったので、まずは「仕事を覚える」のに必死でしたね。今も働きながら、技術を身につけているところです。

成田さん・立岩さんからは、2つの仕事を掛け持ちしている遠田さんはどう見えていますか?

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いで葉工望
成田

農業の方では周りのスタッフとも協力しながら働いてくれるので、ありがたいなぁ、という気持ちです。

僕たちが退社した後も、ワークウェアさんの仕事を頑張っている姿を見て、とても感心しています。

繁忙期と閑散期で労働時間を調整しているのですが、立岩さんのご理解もあって、お互いの業務に支障がでないように進められていると思います。

社労士
立岩

私達の会社では、神戸に住んでいるエンジニアと遠田くんと私の3名でチームを組んで、現在NoSQLという、新しい設計思想のデータベースの開発をしています。仕事はオンラインで完結しています。

提供写真:ワークウェアは東京にも拠点があり、常時オンラインビデオ会議システムつなぎっぱなし。指示命令や何気ない日常会話等のやり取りもスムーズだそう。

社労士
立岩

ちなみに私も、ベビーリーフを栽培するビニールハウスの現場を確認しに行ったことがあるのですが、「遠田くん、これは大変だなぁ〜」と感じましたよ(笑)。

とはいえ、「やる」と言ってくれたので、彼のエンジニアとしての人生もしっかり支えてあげたい。さらなる高みを目指して、取り組んでもらえればうれしいですね。

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社員
遠田

頑張ります!(笑)