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大分県大分市にシェア型図書館併設のコワーキングスペース「ゼロイチビレッジ」 本を起点に地域での繋がりを活発に

2024年3月にオープンした大分県大分市の「ゼロイチビレッジ」は、シェア型図書館を併設したコワーキングスペース。ダイヤモンドツリー株式会社が運営を行う。

「ゼロイチビレッジ」のオープンは2024年3月。同社代表の碇谷堅樹さんは、神奈川県を拠点にIT関連の仕事に携わった後に大分市へ移住し、地元のクリエイターと交流できる場を作りたいと「ゼロイチビレッジ」を開設した。当初は無人営業のコワーキングスペースだったが、2025年3月からは、新たな仲間との出会いや協業の場をつくるべく、個人が本棚の一部をレンタルし自身の本を貸し出す仕組みの「シェア本棚」を開始した。

(提供写真)

館内は本棚のあるオープンスペースを中心に、最大4名までの会議室、半個室を3席、テレフォンブースを2席用意する。

作業に集中できる半個室スペース(提供写真)

シェア本棚は、全部で40棚。棚主は月額2,200円で棚を利用できる。現在は21棚の棚主がそれぞれ趣向を凝らして本を並べており、碇谷さん曰く「棚主はIT関連の方から映像制作クリエイター、地元のフリーアナウンサーなどさまざまです。山の旅館で働いている方が登山の本を置くなど、それぞれの棚の特徴が際立って面白いです」。

メンバーは館内で本を自由に閲覧でき、2冊まで貸し出しも可能。不定期で月2日程度オープンデーを設け、地域住民に開放している。「シェア本棚の仕組みに興味を持って来てくださる方も多いですし、本が好きな方がたくさんいらっしゃるのだと実感しています」と碇谷さん。

シェア本棚オープンデーはInstagramで随時告知している(提供写真)

棚主発案によるイベントやセミナーも生まれており、シェア本棚を起点とした積極的な交流が始まっているという。「コワーキングスペースのメンバーと棚主がお互いの困りごとを助け合えるような場にし、その繋がりを地域に広げていきたいですね」と碇谷さんは展望を語る。

●ゼロイチビレッジ
・営業時間:9:00~18:00/土日不定休
・住所:大分県大分市生石2丁目4-15
・URL:https://01village.jp/

●料金(コワーキングスペース)
・スポットメンバー:1日チケット5回分=5,500円
・ゼロイチメンバー:月額=7,700円
・パートナープラン:月額=11,000円

●利用可能な設備・サービス
Wi-Fi、モニター、電源、卓球台etc.

編集=ノオト