仕事の地産地消を目指す「うみまちBASE逗子」がオープン 逗子市の施設を利活用
2025年9月1日、逗子市商工会が新たなコワーキングスペース「うみまちBASE逗子」を神奈川県逗子市にオープンした。
同施設は、仕事の地産地消と地域経済の循環を目的に開設された。以前はワーケーション施設として運営されていたが、前事業者の撤退により2年弱にわたり休眠状態となっていた「逗子会館」のスペースを活用。既存の家具などはそのまま活かしつつ、新たに個別ブースを設置するなどの整備を行い、コワーキングスペースとして営業できるよう整え、オープンに至った。
うみまちBASE逗子の担当者である栗原大輔さんによれば、逗子市は豊かな自然と都心へ約1時間と高い利便性があることから、リモートワークの需要の高まりとともに移住者が増加したという。
さらに、「リモートワークで働いている方と接点をもつ拠点や機会がないことから、どんな属性の方がいるのか把握できていない課題がありました。様々なスキルや専門知識をもつ人材と地域の中小企業・小規模事業者をマッチングできれば、地域の課題解決につながり、イノベーションの創出もできるのではないか。そんな思いから開設に至りました」と話す。

施設は3階建てで、1階はキッチンやシャワールームを備えたレンタルスペース、2階は開放的な自由席エリア、3階は集中して作業ができる固定席エリアになっている。

企業の経営支援や地域経済の活性化を推進すべく、地域住民や事業者と共同でさまざまなイベントやワークショップなどを開催している。
「毎月第2水曜日に、街の課題解決に関するアイデアを持ち寄り、それをかたちにしていくB3(ビーサン)を開催しています。このイベントは、立ち上げに協力してくださった市民の方や事業者さんが主体となって動いてくれています」と栗原さん。
2026年からは、1日500円で利用できる「オープンDAY」を月2回ほど実施。うみまちBASE逗子の認知拡大とともに、商工会への相談に心理的ハードルを感じていた層にとっても、場の雰囲気を感じられる入口として機能している。
なお、商工会の会員でなくても利用可能だが、加入すればうみまちBASE逗子の利用料金が割引になるほか、住所利用やロッカー利用なども可能になる。

今後、うみまちBASE逗子を「地域の課題が集まり仕事に変わる場所」にしていきたいと栗原さん。「地域に根ざした店舗や事業者とリモートワークで働く人材が出会い、互いの強みを活かして協働できるような環境にしていきたいです。地域の中で仕事が完結する状態、いわば仕事の地産地消が生まれる場所になれば理想です」とビジョンを話す。
またさらなる展開として、「1階と3階には給湯室やキッチンが備わっており、コーヒーや軽食を提供するチャレンジ店舗としての活用を検討しているところです。そこで新商品やサービスが生まれれば、デザインやSNS運用、販促といった領域で多様な人材の関与が必要になります。この場所を起点に、自然と仕事が生まれるような仕組みが作れたら」と語った。
●うみまちBASE逗子
- 営業時間:9:00~18:00/日曜・祝日定休(レンタルスペースのみ18:00~21:00の夜間利用可)
- 住所:神奈川県逗子市逗子5-4-33 逗子会館内
- URL:https://r.goope.jp/coworking/
●料金
- コワーキングスペース:一般会員プラン=月額27,000円(3階固定席)、月額18,000円(2階自由席)、月額1,000円(ロッカー利用)、商工会員割プラン=月額18,000円(3階固定席)、月額12,000円(2階自由席)、月額1,000円(ロッカー利用)、創業割プラン=月額12,000円(3階固定席)、月額8,000円(2階自由席)、ドロップイン=440円/1h、最大2,200円(2階自由席)
- ロッカー利用:月額 1,000円(商工会員のみ利用可)
- レンタルスペース:(プランによって異なる)
- 住所利用:3,000円(商工会員のみ利用可)※法人登記・住所利用は+1,000円
●利用可能な設備・サービス
レンタルスペース、打合せブース、集中ブース、電源、Wi-Fi、プリンター、モニター、給湯室、冷蔵庫、電気ケトル、キッチン、シャワールーム、電子オーブンレンジ、、IH、etc
編集=ノオト


