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鳥取・大山町にコワーキングスペース「TORICO」 海の見えるスペースで多様な人と知恵が交差するハブを目指して

TORICO(トリコ)は、2020年7月1日に鳥取県の大山(だいせん)町でオープンしたコワーキングスペース。クリエイター、起業家、地元経営者などが業種を越えて集うハブを目指し設立した。運営元は、東京に本社をおく映像制作会社のアマゾンラテルナ。

空きスペースだったカフェレストラン『BIKAI』の2階部分を借り上げ、海の見えるワークスペースにリノベーション。12の企業・団体が月額会員として利用し、新規事業の創出拠点となっている。

(提供写真)

アマゾンラテルナ鳥取大山オフィス代表、コワーキングスペースTORICO運営代表の貝本正紀さんは、「当社は、大山町営のケーブルテレビ『大山チャンネル』を制作しています。地域密着型のテレビを手がけていると、地域の人や情報が集まってくるんですね。自分たちがもつ情報や人脈を生かして、もっとこの地域からビジネスや事業を増やす取り組みをしたいと思い、このスペースを立ち上げました」と話す。

オープンから数年が経ち、実際にTORICOからいくつもの事業やプロジェクトが立ち上がったと貝本さんは話す。

「オフィス会員の方々と法人を設立し、起業や新規事業を創出するプロジェクトを行ったり、他にも会員であるフリースクールの事業者の方と共に、不登校の子どもとその家族を対象にしたワーケーションの企画をしたりと、少しずつTORICOで出会った方と継続的なプロジェクトが生まれています」

家族ワーケーションの様子(提供写真)

スペース内には、複数人でミーティングができるボックス席や、フロントと両サイドが仕切られているブース席、日本海を見ながら仕事ができるカウンター席がある。また、1Fにはカフェレストラン『BIKAI』があり、地元食材を使った料理を楽しめる。

「カウンター席は日本海の絶景を一望できることもあって、やはり多くの方に人気ですね。ワーケーションで来られる方にぜひおすすめしたいです」と貝本さん。

「鳥取・大山町は多くの方が観光で来られるのですが、数日で帰ってしまうことが多いです。仕事をしながら1週間ほど滞在してもらえるような地域を目指したいですね。2022年8月には、TORICOの隣に一棟貸しの宿『蒼穹(そうきゅう)』がオープンしました。さらに、会員の方とSUP(サップ)の事業を立ち上げて、休日に楽しめる環境も整備しています。TORICOがその拠点の1つになれたら」と貝本さんは展望を語った。

(提供写真)

●TORICO
・営業時間:平日10〜20時(会員プランによっては、土日や時間外の利用が可能) 
・住所:鳥取県西伯郡大山町富長159-1 BIKAI 2F
・URL:https://www.torico-daisen.com/

●料金
・個人会員プラン:月額 16,500円(全日24時間)
・法人会員プラン:月額 22,000円(全日24時間)(同じ会社・団体の方なら複数利用可)
・ドロップイン料金:1日1,100円(平日10:00〜20:00)
・起業チャレンジプラン:月額 11,000円(全日10:00〜20:00)(6ヶ月以降はレギュラーメンバーの料金)
・イベント貸切プラン:6時間22,000円(全日10:00〜20:00)

●利用可能な設備・サービス
電源、Wi-Fi、スクリーン、プロジェクター、複合機、シュレッダー、55インチモニター、ホワイトボード、Webカメラ、ブース席、プライベートルーム(3300円/室〜※要予約)、登記サービス

編集=ノオト