岐阜県垂井町にカフェ&シェアスペース「TONARI GA KAWA」 川沿いから町へビジネスとにぎわいを生み出す
2023年1月20日(金)、岐阜県垂井町・相川の川沿いにカフェ&シェアスペース「TONARI GA KAWA(となりがかわ)」がオープンした。運営は合同会社青芝。
JR東海道本線垂井駅の北側を流れる相川の右岸、駅から徒歩10分に位置する「TONARI GA KAWA」は、「働く人たちのサポート」および「町のにぎわいを生み出すこと」の2つの目的を持つ。
運営の合同会社青芝は、Uターンして起業したクリエイターら5人が立ち上げた。建築やデザイン、カフェ経営とそれぞれの専門分野を活かして、スペースの運営にあたる。
相川では、毎年春に350匹あまりの鯉のぼりと満開の桜を楽しむことができる「相川鯉のぼり一斉遊泳」が行われるなど、普段から隣接する公園に多くの人が集まる。そこで同社は「集まった人々がひと息つける場所がない」ことに目をつけた。「川沿いに集まる人たちが憩える場所の提供とともに、地元で働く方々に対する支援の場として、立ち上げにチャレンジすることにしました」と、同社の大津さんは話す。
ビジネス利用は会員制で、フリーアドレスの座席やキッチン付きシェアラウンジ、カフェスペース、遠隔ミーティング用ブースなどを使用できる。
シェアラウンジにはテーブル席、スタンディングデスク、ソファ席など10席を用意。ワークスペース利用のほか、展示や物販、飲食、イベント、ワークショップなど多岐に渡るポップアップスペースとしても対応する。
個別利用の鍵付きレンタルスペースは全4室。事務所やアトリエ、ショップとしての利用を想定している。利用者は、シェアラウンジ会員と同様のサービスを受けることができる。
カフェの営業は現在、金曜から日曜の週3日。オープン中は誰でも利用ができる。
会員特典のなかで特徴的なのは、合同会社青芝のメンバーによるビジネスサポートだ。メンバーが各自の専門分野に応じた相談を行う。
「事業を始めるにあたり、何から手をつけたらいいのかわからないことも多いかと思います。『チラシの紙はどれがいい?』など、大小問わずあらゆる相談を受けています」と大津さん。
今後は、会員とともに地域に新しい仕事を興しつつ、町と連携して河川敷や公園を活用した催しを行うことも視野に入れる。
「ここからさまざまな形のにぎわいを作り出し、垂井町に来たらまずはここに寄って、それから町のお店や観光地へ向かうといった拠点になっていけるといいですね」と、展望を語った。
●TONARI GA KAWA
・営業時間:
シェアラウンジ:24時間/年中無休
カフェ:金曜・土曜・日曜=11:00~16:00
・住所:岐阜県不破郡垂井町1101-4
・URL: https://tonarigakawa.com/
●料金
・会員:月額=15,000円
・レンタルルーム:ルーム1・2=月額46,000円、ルーム3・4=月額38,000円(光熱費・共益費込)
●利用可能な設備・サービス
Wi-Fi、電源、遠隔ミーティング用ブース、カフェ利用料金割引、カフェスペース・テラススペースのイベント利用(月1回)、出店屋台什器 など
編集:ノオト