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鹿児島県南九州市川辺町に「RIVERBANK TANOKAMI STATION」 農と食を軸に新しい働き方を作る

2022年4月6日(水)、鹿児島県南九州市川辺町に、食を通じて新しい働き方を提案する複合施設「RIVERBANK TANOKAMI STATION」がオープンした。プロデュースは、同市内で廃校を利用した複合自然体験施設「リバーバンク森の学校」を運営する一般社団法人リバーバンク。

施設名は、町名「川辺」の直訳(川=リバー、辺〔川辺〕=バンク)の「RIVERBANK」に、地域にある田上岳(たのかみだけ)から「TANOKAMI」、出発していく場所、情報発信の場という意味を込めた「駅=STATION」を組み合わせたもの。

同施設は40年ほど活用されていなかった中学校の建物をリノベーション。1階にはレストラン、2階にはワークスペースや貸会議室を設置した。

南九州市創生総合戦略の1つ「サテライトオフィスを作って企業誘致をする」ことを目的に、1年ほどかけてリサーチや協議を重ねた結果、廃校舎を利用することが決まったという。

コンセプトは「農と食を軸に新しい働き方を作る」。同法人の代表を務める坂口修一郎さんは「南九州市はお茶の生産量が日本で一番多く、農業に強いという特徴を生かし、農業に付随するいろんなサービスを誘致していきたいと考えています」と話してくれた。

1階のレストランでは食事もでき、人が集まってミーティングもできる。集中して仕事をしたいときには2階にコワーキングスペースがある。家族と離れて集中してテレワークやオンラインミーティングができ、かつ気軽に人が集まれる、これまでになかった場所となった。「バランスよく使ってもらいたい」と坂口さんは話す。

新しい農業にチャレンジしている若い方や移住者の中には、売り先やネットワークを十分に持てないという悩みがあるという。

「農産物の加工品を作って6次産業化をする際にも、パッケージが作るデザイナーやメニューを作るシェフが必要です。そこで、近い将来、シェフを誘致して南九州市の産物を活用したメニュー開発やレストランの隣の部屋にクラフトビールの工場を作り、クラフトビールや近隣の温泉施設をフックに、農業従事者と他業種の人たちのマッチングを進めていきたいと考えています」とビジョンを話してくれた。

コワーキングスペースは最大23人の利用が可能。最大10人が収容できるモニター付き会議室、30人程度収容できる多目的ルームが備えられている。

コワーキングスペースの利用は10~18時。個人利用は1,000円/日、法人利用が、登記なしの場合5,000円/日、同施設で登記を行った場合は貸しロッカーとポストが利用できて1万円/月。

営業時間は2階の「TANOKAMI SATELLITE OFFICE」が10〜18時、1階の地産地食をテーマにしたレストラン「TANOKAMI KITCHEN」は11~18時。毎週木曜日・年末年始は休業。

RIVERBANK TANOKAMI STATION
鹿児島県南九州市川辺町平山6978

編集:ノオト