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京都・東山に観光複合施設「SIGHTS KYOTO」 京町家をリノベーションして京都ならではの空間を

2022年4月21日(木)、京都・東山にコワーキングスペースを併設した観光複合施設「SIGHTS KYOTO(サイツ キョウト)」がオープンした。運営しているのは、京都市内で宿泊や観光、飲食などの事業を展開する株式会社ニシザワステイ。

「仕事と遊びの垣根がなくなってきている今、京都の地で『ワーケーション』を本当の意味で体験できる場所が作りたいと思い、オープンしました」と語るのは、同社代表取締役の西澤徹生さん。それを体現するべく、コワーキングスペースだけでなく、観光案内所とバーも併設したという。

施設名にある「SIGHTS」は「sightseeing(観光)」に由来しているとのこと。「あくまでも観光という観点から、この場所を楽しんでほしい。そして、ここを京都の『sights(名所、拠点)』にしたいと思い、名づけました」と西澤さんは話す。

(提供写真)

施設は3階建て。1階の「Kyoto guide bar」では、ビールや日本酒、コーヒーなどのドリンクだけでなく、地元の漬物やおかきなど、京都らしいおつまみが提供する。一角には観光案内所を設け、観光客向けアドバイスや移住支援などを行っている。コワーキングスペースの利用者だけでなく、地元住民のバーの利用客もいるという。

2階と3階はコワーキングスペースで、2階には集中したいときやオンライン会議で利用できる4つの個室スペースや、最大8人で利用できる予約制の会議室、ソファスタイルの共有スペースがある。3階にも共有スペースを6席用意した。

(提供写真)

「SIGHTS KYOTO」をオープンするにあたり、「京都らしさを大切にした」と西澤さんは言う。築100年の町家をリノベーションする際も、「建物の素材を生かしたい」という思いから、大規模な改修は行わなかった。

「バースペースは水回りをきれいにして畳だった部分を土間にしましたが、床の間や縁側はそのまま。コワーキングスペースも、少しメンテナンスをして新しい家具を置いたくらいです。そうすることで、京都の重層的な歴史の趣を感じてもらいたいと思ったんです」とこだわりを語る。

(提供写真)

今後の展望については、「観光というキーワードを生かして、ものづくりをされている方や地元で活躍している方をお呼びするイベントを行っていきたいと考えています。人に焦点をあてたSIGHTSならではのイベントを開催して、地元の方も旅行者の方も気軽に参加できる。そんな地域に開かれた場所にしていきたいですね」と話す。

SIGHTS KYOTO
・営業時間:9:00~21:00/年中無休
・住所 京都府京都市東山区宮川筋2-255
・URL https://sights-kyoto.com/

●料金
・入会金:2万2,000円(法人利用の場合、2人目からは無料)
・ドロップイン料金:3時間まで=1,420円、終日=2,200円
・会員料金(月額):全日=1万4,300円、平日のみ=1万2,100円、休日のみ=8,800円、デイタイム(9〜17時)=11,000円、ナイトタイム(17〜21時)=9,900円、法人=19,800円

●利用可能な設備・サービス
登記+郵便(月額5,500円)、ロッカー(月額3,300円)、郵便転送(月額1,100円)、ドリンク1日1杯(月額3,300円)、会議室(1時間2,200円)

編集:ノオト