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静岡県富士市に「コワーキングスペース米之宮 シャンミーユ」 猫と犬に癒される空間

2022年2月22日(火)猫の日に、静岡県富士市の米の宮公園近くに「コワーキングスペース米之宮 シャンミーユ」がオープンした。運営は一般社団法人まちの遊民社。

13年にわたり、シニアや若者など市民の社会参画のための促進事業に携わってきた同団体。

富士市の「コワーキングスペースを増やしていきたい」という要請に応え、まちの遊民社が事務所として使用していた部屋と隣室の101号室・102号室をコワーキングスペースとして改装した。

提供写真

101号室は、ワークスペース6席と共有スペース、レンタルオフィス2室(現在入居中)を設ける。

102号室にあるのは、受付やワークスペース5席、6名まで会議室として使用できる個室(コワーキングスペース利用の際は4席)、共有スペース、キッチン。看板猫であるラグドール2匹が常駐、看板犬のラブラドールレトリーバーも週2日登場する。

提供写真

「コワーキングスペースをスタートするにあたり、『居心地の良い空間とは何か?』を考えていました。もともとスタッフ全員、猫や犬が大好きで。働く空間に一緒にいられたらいいのにと話していたんです」とコンセプトを教えてくれたのはまちの遊民社・代表の篠原千津美さん。

「ここは米の宮公園のすぐ隣で環境としては申し分ありません。さらに仕事や勉強で集中したあとにホっとできるよう、猫や犬たちも一緒にいられるスペースにしようと思い切って決めました。保護猫の部長の『みいや』と課長の『米丸』は毎日います。犬の専務の『クロロ』は重役出勤のため火曜と木曜の2日だけの勤務です」

みいや部長(左)と米丸課長(右)(提供写真)

動物が苦手な利用者に配慮し、猫や犬がいるのは102号室のみ。

「猫や犬たちがいる102号室に利用者さんが集中することもあります。オープン以来、この子たちは広報部長、癒し課長として、良い働きをしてくれていますね」と篠原さん。

重役出勤のクロロ専務 (提供写真)

フリーWi-Fi、フリードリンク、電子レンジや冷蔵庫も利用できる。建物前に無料駐車場3台分を完備。

ドロップインの料金は2時間550円、1日1,100円。月額利用は5,500円。入会金は無料。

個室を会議室として利用する場合は、1人につき2時間で550円、1日1,100円。事前予約も可能。受付は102号室となっているが、動物アレルギーや動物が苦手な場合は、入口から声がけするとスタッフが戸口で対応する。

(提供写真)

「一緒に資格試験の勉強をするというグループで利用申込をいただいたり、利用者さん同士で話が盛り上がって切り絵教室が開催されたり。ワークスペースとして、居心地の良い場所にしたいのはもちろんですが、今後はさらにキャリアに関するさまざまな情報を利用者さんにお届けできたらと考えています」と篠原さん。

「これまでのまちの遊民社がやってきた、キャリアコンサルタントによるキャリア相談や弁護士による法律相談など、仕事上の困りごとに対する解決のためのお手伝いができたらとも思っています。利用者さん同士の出会いによる化学反応から面白いことが起きてくると、もっと良い空間になるのではないでしょうか」と展望を話す。

営業時間は月曜〜金曜・9~17時。定休日は土日祝日と年末年始となる。

コワーキングスペース米之宮 シャンミーユ
静岡県富士市米之宮町 3 パルクドミーユ 101号室・102号室

編集:ノオト