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東京・高円寺に「原稿執筆カフェ」 目標の達成を宣言して作業の効率化を目指す

2022年4月7日(木)より、東京・高円寺のライブ配信&撮影スタジオ「高円寺三角地帯」で、閑散時間を利用して「原稿執筆カフェ」が開始した。不定期オープンで、運営は動画配信スタジオ「ヒマナイヌスタジオ」。

以前は動画編集者だけが利用できるカフェ「動画編集カフェ」を運営していたが、4月からは原稿執筆に特化したカフェに切り替えた。

「シナリオライターの友人と構想をし始め、当初は小さく始める予定でしたが、オープンを告知したツイートの反響がとても大きく、優先的に営業することになったんです」と語るのは、プロデューサーの川井拓也さん。

利用資格は、原稿執筆を目的としている人。文章やコピーライティング、校正作業などの文字に関する作業だけでなく、企画制作や写真の加工・漫画の作画など、クリエイティブ作業全般が認められている。

利用者は入店時に作業目標と目標時刻を記入、店主に提出する。1時間おきに店主から進捗を尋ねられ、利用客は静かに作業を進めていく。

提供:原稿執筆カフェ

「コミュニケーションはできるだけ取らず、作業している方の画面ものぞきこまないようにしています。目標や達成状況の報告もあくまで利用者の自己申告に任せています。目標時間より手前に作業を終わらせたり、2,000文字の執筆を宣言していた人が4,000文字の執筆を達成したりと、目標を大きくクリアしている人が少なくありません」と川井さん。

目標達成時の意識が高まる仕組みと利用者が成果を出せる環境を設けた結果、「他県からの利用客や、前回の来店時よりも長時間利用してくださる方が増えてきました。後者については、当店で作業が進んだことで再訪してくれているのかなと思います」と好評だそうだ。

より良い環境作りのために座席にクッションを入れるなど、利用者からの意見を踏まえた改善を積極的に行っている。

川井さんは、「今後は、原稿執筆カフェを続けつつ、領収書の整理をする『経費精算カフェ』や、確定申告の作業を進める『確定申告カフェ』など、利用者のニーズに応じて新しいことを試していきたいですね」と、常に新しいアイデアを考えているそうだ。

原稿執筆カフェ
・営業日・営業時間:不定。
※公式Twitterアカウント(https://twitter.com/MWC_tokyo)を参照。
・住所:東京都杉並区高円寺北2-1-24 村田ビル1階
・URL:https://koenji-sankakuchitai.blog.jp/ManuscriptWritingCafe/

●料金
・カウンター(8席):30分240円
・テーブル(1席):30分360円
・閉店時間を過ぎても原稿が終わらない場合の延長料金:1時間4,800円

●利用可能な設備・サービス
電源、USB急速充電器、高速無線LAN、PC冷却スタンド、フリードリンク

編集:ノオト