佐渡・両津港に直結のコワーキングスペース「SADO PORT LOUNGE」 市内外のビジネスマッチングを図る
2022年6月11日(土)、佐渡島の両津港近くにコワーキングスペース「SADO PORT LOUNGE」がオープンした。運営は、株式会社ジェイアール東日本企画。
両津港は、新潟港から佐渡島へ渡る際の玄関口としてだけでなく、鉄道のない島内での移動に重要な道路が連絡する交通の要衝でもある。同スペースが位置するのは、そんな重要な地点の連絡通路に直結するターミナルビル内で、かつて存在したレストランスペースを活用して運営している。
「出発の船を待つ時間をここで有意義に過ごしてほしい」と語るのは株式会社ジェイアール東日本企画新潟支社営業部の樋口謙之介さん。
両津港を一望でき、標高およそ1172メートルの金北山(きんぽくさん)を見渡せる立地の良さが特徴的。樋口さんによると、「ここで雑談しているとふと新しいアイデアが浮かんだり、打ち合わせが弾んだ、とお声をいただいています」と利用者の満足度も高い。
佐渡市は、内閣府が募集する2022年度「SDGs未来都市」に選定され、経済・社会・環境の三側面から新しい価値を創出できる地域として認められている。
同スペース内もそんな地域柄に準じて、資源を再利用する取り組みが行われている。柱やテーブルの天面部には廃材を使用し、畳スペースは以前のレストランで使われていた小上がりのスペースを活用。畳のスペースは、利用者の気分転換の場所として機能しているそうだ。
「地元ならではの特色を打ち出し、市内外の人がつながれる場所にすることで、『SDGs未来都市』の象徴的なスペースにしていきたいです」と樋口さんは語る。
50席あるコワーキングスペースの奥には、2~5名が入居できるシェアオフィスが7室並ぶスペースも。ラウンジ、テレカンブース、会議室、給湯室も完備。1階には喫茶店があり、軽食やドリンクのデリバリーを依頼できる。
「今後、ビジネスやコミュニティのマッチングをしていきたい」と話す樋口さん。「佐渡市はベンチャー企業や起業家を積極的にサポートをしています。ぜひここを拠点に、佐渡市を盛り上げていきたいです」と熱く展望を見据えた。
●SADO PORT LOUNGE
・営業時間:8:30~19:00
・定休日:年中無休 (年末年始を除く)
・住所: 新潟県佐渡市両津湊353-1 両津南埠頭ビル3F
・URL:https://sadoportlounge.biz/
●料金
・ドロップイン:30分=330円、1日=3,300円
・月額利用:個人会員=11,000円(1名まで)、法人会員=33,000円(5名まで)
・シェアオフィス:月額66,000円
・レンタカープラン(シェアオフィス+レンタカー):月額104,500円
・複合機利用:月額5,500円
●利用可能な設備・サービス
Wi-Fi、モニター、各種ケーブル、延長コード、キーボード、マウス、文房具、電子レンジ、ケトル、プリンター(モノクロ=10円、カラー=50円)、会議室(1時間=550円、半日=2,200円、全日=4,400円)、会議室用大型モニター(1日=1,100円)、会議室用プロジェクター(1日=1,100円)など
編集:ノオト