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和歌山市中心部に隈研吾設計・監修の「Park Biz WAKAYAMA」 新たな交流を生み出すスペースに

2023年6月23日(金)、和歌山市中心部にコワーキングスペース・シェアオフィス「Park Biz WAKAYAMA」がオープンした。和歌山市内で不動産賃貸業を営むパーク建物株式会社が、コワーキングスペースやコミュニティの運営・企画を行う株式会社ATOMicaに委託して運営する。

「Park Biz WAKAYAMA」が入るパーク県信ビルは、かつては地方銀行の本店ビルとして使われており、自治体の事業としてスタートアップ企業に貸し出していたこともあるという。

「ビルを改修するにあたり、ビルの歴史を生かしていくべきだと改めて感じました」と語るのはパーク建物株式会社の木綿紀文代表取締役。「コロナ禍を経た今だからこそ、人と人が触れ合うことができ、新たなビジネスイノベーションが生まれる施設を作りたいと考えました」と話す。

(提供写真)

同施設は、和歌山市の新しいビジネスランドマークを目指し、建築家の隈研吾さんの設計・監修により施工された。「隈さんが和歌山県と包括連携協定を締結しているご縁でリノベーションをお願いしました」と木綿社長。

施設内にあるカフェコーナーの設置も、隈さんの発案。「内装のデザインが予想以上に魅力的に仕上がり、会員向けの場所にするのはもったいないと思い、一般の人も利用可能にしました」とのこと。

(提供写真)

隣接する和歌山城の石垣から着想を得て、外壁は石の新建材を使用。株式会社ATOMicaの木島裕子さんは「大通りに面した大きなガラスの自動ドアが目を引くようで、通りすがりに覗いていく方が多いんです」と話す。

1階のコワーキングエリアは全34席用意。大型スクリーンを設置し、イベントスペースとしても利用が可能。2階では、2人用から6人用のシェアオフィスを17室設け、利用する事業者は入居人数に応じて部屋を選択することができる。

(提供写真)

木島さんは今後の運営について「ビジネスパーソンや学生はもちろんのこと、県外からの利用者など幅広い層の方々が気軽に利用できる場所にすることで、ビジネスチャンスを創出できる場所にしていきたいですね」と意気込む。

木綿社長は「この場所から世界に羽ばたく新しいビジネススタートアップが出てほしいです。単にスペースを貸すだけではなく、さまざまな形でスタートアップの人たちを応援していきたいと考えています」と今後の展望を語った。

●PARK Biz WAKAYAMA
・営業時間:会員=全日 8:00~22:00、非会員=月〜金 10:00~22:00(最終受付時間18:00)
・住所:和歌山県和歌山市八番丁9 パーク県信ビル
・URL:https://parkbiz-wakayama.atomica.co.jp/

●料金
・ドロップイン: 1日1,650円(学生550円)
・日割りプラン:10DAYS (月に10回までご利用可能)=月額8,800円、ALL DAYS (利用回数の制限なくご利用可能)=月額22,000円
・時間割りプラン:80時間プラン=月額 11,000円、160時間プラン=月額16,500円、320時間プラン=月額27,500円

●利用可能な設備・サービス
会議室(2部屋)、フォンブース(6席)、コピー機、ビジネス備品、ロッカー(有料)、郵便・荷物受け取りサービス、登記(有料)