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埼玉・横瀬町に多拠点コミュニティ施設「LAC横瀬」 宿泊もできる滞在型スペース

2022年5月20日(金)、埼玉県秩父郡横瀬町にLivingAnywhere Commons横瀬(通称=LAC横瀬)がオープンした。運営は、株式会社LIFULL(ライフル)。

横瀬町はかねてより、人口減少が課題になっていた。そこで、関係人口の創出で地域活性化につなげることを目的として「LAC」を全国に展開しているLIFULLと、場所を移動しながら生活するライフスタイルや人々の交流を生み出したい町の考えが一致。そして町と同じ思いをもつJAちちぶが過去に運営していた横瀬支店の建物が再活用され、施設はオープンした。

横瀬町では町民の幸福度最大化を目指す「カラフルタウン」計画で7つの柱を提示しており、そのひとつが「産業づくり雇用づくり」。移住促進を始めとして、ヒト・モノ・カネ・情報が集まる環境作りをしながら、まちづくりの実践や実証実験を行う官民連携プラットフォーム「よこらぼ」を運営している。

「横瀬町には、チャレンジしたい人がたくさん訪れる一方で、中長期に渡って滞在し活動できる場所が不足しています。この施設を通じて関係性を深め、継続的なつながりを作っていきたいですね」と話すのは、同社事業推進・CXチームリーダーの内田亮介さん。

(提供写真)

1階は、全体的に物が少なく広々とした空間。スペースは大きく3種類ある。コミュニティスペース、シェアキッチン、そしてワーキングスペースだ。中ではJAちちぶ時代に金庫として使われていた場所が、集中して作業できるスペースになっている。

(提供写真)

コミュニティスペースは中学生から大人までの地元住民はもちろん、町外からビジネス目的で訪れる利用者もおり、地域のハブ的な役割を果たしている。

(提供写真)

2階は宿泊スペース。短期滞在もしくは長期滞在どちらでも使用でき、2台のベッドがある部屋が3室と、ドミトリーベッドが12ある。シャワースペースも完備している。

同施設コミュニティマネージャーの新堀桂子さん曰く、「横瀬町は地域活性化への意識が高く、町長や副町長もスペースに足を運び、町外から訪れたユーザーさんと積極的に交流することもあります」とのこと。

新堀さんは「LAC横瀬では、ビジネス上のマッチングで新たなビジネスの創出を促すだけでなく、ビジネスにとらわれることなく、町外の方を含めて町全体で人と人をつないでいくつもりです」と施設の展望を語ってくれた。

●LivingAnywhere Commons横瀬
・営業時間:10:00~18:00(コワーキングスペース)
・住所:埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬1926
・URL:https://livinganywherecommons.com/base/yokoze/

●料金(コワーキングスペース):
・ドロップイン:1日500円
・都度払い:1回6,600円
・回数券払い:5回分=27,500円、125回分=550,000円
・定額払い:月額27,500円

●利用可能な設備・サービス
Wi-Fi、外付けモニター、ホワイトボード、会議室、プリンター・複合機(カラー50円 白黒10円)、リネン(500円)、歯ブラシ(100円)、フェイスタオル(レンタル100円)、バスタオル(レンタル300円)、洗濯機(1回100円)、乾燥機(1回100円)、カミソリ(100円)、髪ブラシ(100円)、ボディタオル(100円)、パジャマ(500円)など