石川県小松市「Komatsu 九」内にコワーキングエリア 2024年北陸新幹線の敦賀開業に向けてビジネスを生み出す場所へ
2023年9月18日(月・祝)、石川県小松市観光交流センター「Komatsu 九(ナイン)」内に「CO-WORKING AREA(コワーキングエリア)」がオープンした。小松市から指定管理を受けた株式会社こまつ賑わいセンターが、宮崎県や福岡県などでコワーキングスペースやコミュニティの運営・企画を行う株式会社ATOMicaに委託し運営する。
「Komatsu 九」は、2024年開業予定の北陸新幹線小松駅の高架下に位置し、新幹線の開通に伴って小松市の新しい価値を生み出すことを目的に開設。地域の内外や年齢、職種に関係なくさまざまな人たちが交流できるスペースを設けたいという市の思いから、施設内にコワーキングエリアを設置した。
ビジネスパーソンに加え、市内にある公立小松大学の学生の利用を促進したいと話すのは、Komatsu 九の紙谷美郁さん。自らも同大学出身で、学生時代に地域のビジネスパーソンと接点を持ったことがきっかけで今の仕事に就いたという。「社会で活躍するいろんな方の話を聞く機会を設け、学生たちの将来に寄り添う場所にしたい」と意気込む。
また利用者のなかでも、近隣高校の学生が多く来店するという。ATOMicaの宮本由貴さんは「校内で話題になっているそうで、自習室のように利用しています」と話す。
共有スペースの収容人数は約40人、中でも畳が敷かれた小上がり席が印象的。小松市で生産されたい草を使っているという。
また手洗い場のうち、1カ所には九谷焼の手洗い鉢を使うなど、小松市の特徴を感じられる場所を設けている。
今後の展開について宮本さんは「新幹線の開業に向け、小松駅は人の往来が増えてくると思います。コワーキングエリアでの交流をきっかけに新たなビジネスが生まれてほしいです」と話してくれた。
●Komatsu 九「CO-WORKING AREA」
・営業時間:会員=全日7:00~22:00、非会員=月〜金(祝日除く)10:00~22:00(最終受付時間18:00)※無人運営時間あり
・住所:石川県小松市土居原町13-18
・URL:https://komatsu9-coworking.atomica.co.jp/
●料金
・非会員プラン:2時間=500円、終日=1,000円 ※高校生は半額料金で利用可能
・会員プラン:フリーデスクプラン=月額15,000円(高校生以下は5,000円)、10daysプラン(月10日までフリーアドレス席が利用可能)=月額8,000円
・複数人での共同利用:80時間プラン=月額8,000円、160時間プラン=月額15,000円、320時間プラン=月額25,000円
・法人プラン:320時間プラン=月額30,000円
※料金はすべて税込
●利用可能な設備・サービス
会議室(3部屋)、フォンブース(6席)、個人ブース(2部屋)、ビジネス備品、登記(有料)
編集:ノオト