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川崎市・武蔵新城の託児付きコワーキング「Hippopot」 育児中の親が自分の時間を生み出す場所に

2025年4月、神奈川県川崎市中原区のJR南武線「武蔵新城」駅から徒歩3分の場所に、コワーキングスペース「Hippopot(ヒッポポット)」がオープンした。Webディレクターとして活動している今井麻純さんが立ち上げた。認可外保育室を併設しているのが最大の特徴だ。

名前は「Hippopotamus(カバ)」と「Potential(場・可能性)」を元に組み合わせた造語。親子の仲が強い動物として知られるカバを施設のシンボルに据え、「育児と仕事の可能性を広げる」をコンセプトとして掲げる。「フリーランスとして0歳の子どもを抱えて働いていた時期に、託児付きコワーキングスペースにとても助けてもらった。あの時と同じ経験を、今の現役の親御さんにもしてほしかった」と今井さんは話す。

施設は白と青を基調にした落ち着いた雰囲気で、作業机は広めのサイズを意識してそろえた。セミプライベートの集中ブースが2席あり、Wi-Fi、電源、フリードリンク、お菓子(3個まで)が利用料金に含まれる。

保育室を併設しており、火曜日と木曜日の9時から17時(最終受付16時)に、保育スタッフ2名が最大5名の子どもを預かる。生後6カ月から未就学児までが対象となる。当日でもネット予約が可能で、事前面談の登録も不要。「緊急でこの仕事を今日やらなきゃ、という場面でも駆け込んでいただけるように、ハードルを下げることを意識しました」と今井さん。

授乳スペースとおむつ交換台も備え、乳幼児連れでも使いやすい設計にした。

ワーキングスペースと保育室の間のスペースは、子どもの遊び場に適したジョイントマットを敷いている。また、子どもを視界に入れながら作業できる席も用意しており、今井さん自身が子育てをしながら働いてきた経験を活かした構成になっている。このスペースから保育室までが土足禁止のエリアだ。

オープン1年で延べ約200組が利用し、深夜に翌日の予約を入れる利用者も少なくないという。約1年の運営の中で、意外な利用方法も見えてきた、と今井さん。子どもを預けている間にスペース内で仕事をする利用者よりも、外出する利用者も多いという。「私にとって、自分が最も自分らしくいられるのが働く時間でしたが、それは人それぞれです。この場所を、働くことだけでなく、自分を取り戻す時間として使ってもらえればと思っています」と語る。

今後は託児利用ができる日数をさらに増やすことをはじめ、今井さん自身がWebディレクターとして培ってきたネットワークを活かした仕組みもつくっていきたいと考えている。「子育て世代の人に仕事を依頼したいという企業と、育児をしながら働きたい人をここでつなぐことができれば、もっと面白いことになると思っています」と今井さんは続ける。

●コワーキングスペース Hippopot(ヒッポポット)
・営業時間:9:00〜18:00(託児は火・木 9:00〜17:00、最終受付16:00)
・住所:神奈川県川崎市中原区新城3-9-19 荒井ビル2階
・URL:https://hippopot.jp/

●料金
・コワーキング:1時間550円、1日最大2,200円
・託児(火・木のみ):1時間1,600円/回数券:10時間15,000円、20時間29,000円、30時間42,000円
・レンタルスペース:1時間1,500円〜(全面使用は1時間2,500円)

●利用可能な設備・サービス
電源・Wi-Fi・フリードリンク・授乳スペース・おむつ交換台・集中ブース・レンジ・ディスプレイ貸出・レンタルスペース(イベント利用可)

編集=ノオト