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東京・代官山にスタートアップ向けのセットアップオフィス「HAMMER by co-ba」 柔軟性のある環境を提供

2022年4月1日(金)、東京・代官山にスタートアップ向けのセットアップオフィス「HAMMER by co-ba(ハンマー バイ コーバ)」が開業した。

「co-ba」は「あらゆるチャレンジを応援する」をコンセプトにしたシェアードワークプレイス・コワーキングネットワークブランド。同ブランドとしては、全国で21番目の拠点となる。運営は株式会社ツクルバ。

代官山にオープンした「HAMMER」は、シード・アーリーステージのスタートアップ企業をターゲットにした施設。名前には「HAMMERは文字通り金槌という意味で、創業期は特に、起業家それぞれの強みや特徴が出やすく、それを生かして成長していってほしい」という思いが込められているという。

(提供写真)

「2011年のco-ba開設以来、利用者の皆さまのさまざまなニーズや課題を見つけて、空間の仕掛けや、仕組みをつくり運営する中で解決してきました。成長の真っ最中であるスタートアップでは事業成長に伴う人数増減などの変化が珍しくなく、オフィスの柔軟性は重要です。2020年にオープンした姉妹店co-ba ebisuで、小規模ながらカスタマイズできる個室を提供し、手ごたえを感じました。今回はその経験を活かして、規模が大きくなり、オフィス物件を借りるか悩む方の成長期を支えたい、と立ち上げに踏み切りました」とコミュニティマネージャー本間由佳さん。

施設があるのは1〜2階部分。1階は4~14人程度の企業を想定したオフィスを7部屋、2階は20~30人ほどの企業を対象に3部屋を用意する。

個室の入口には社名やロゴを飾れる看板を設置。会員へのヒアリングを参考に、イスは自由に好きなものを選べるようにしたという。

(提供写真)

各部屋の外には、業務だけではなく、コミュニケーションの場としても使えるフレキシブルな専有オープンスペース(1階=デッキ、2階=テラス)が付随する。

「業界や職種が異なっても、同フェーズの企業の課題には共通した部分もあります。交流によって視野が広がったり、モチベーションが高まったりすることで、解決につながることもあるのではないでしょうか」と本間さん。

1階のデッキは会員企業同士でふとした会話が生まれやすいように、仕切りなどで明確に分けず、床の高さやフローリングの色の違いで区別する。2階のテラスは個室からしか出入りできないようにし、社内でのコミュニケーションに焦点をあてたという。

そのほか、共有部としてキッチンスペースや専用ポスト、有料で複合機や会議室(1時間=1,100円)、駐輪場(月額1台=3,300円)を用意する。

(提供写真)

ソフト面では、スタートアップが事業に専念できる「環境としての場づくり」を行うサービス「co-ba growing partners(グローイングパートナーズ)」を提供する。事業を円滑に進めるために必要な人・モノ・金に紐づくサービスを提供する5社の企業が、優待を提供したり、気軽に相談に乗ったりする「仲間」として参画。

月、水、金曜日の12〜17時に参画しているコミュニティマネージャーやコミュニティスタッフがハブとなりつつ、入居者の声に耳を傾けながら、共に前を向いて成長に並走できる関係を目指すという。

利用料金は、専有面積 9.04〜27.16平方メートルの1階は月額242,000円〜440,000円 、専有面積 48.74〜65.59平方メートルの2階は月額660,000円~880,000円。初期費用は月額利用料の3ヶ月相当額。

「自由度の高いコワーキングスペースの性質と、大きくて集中しやすいシェア・セットアップオフィスの良いとこ取りをした新しいオフィスが『HAMMER』です。個室とオープンスペースを集中と発散の場所として、バランスよく使い分けながら、他の会員さんと切磋琢磨してほしいですね」と本間さん。

「急成長するスタートアップにパートナーのように寄り添って応援していきたいです。いつかこの場所が、入居すると会社が大きくなって卒業できる『聖地』と呼ばれるようになれば嬉しいです」と笑顔をみせる。

24時間営業。

HAMMER by co-ba
東京都渋谷区猿楽町4-10 OG代官山1階・2階

編集:ノオト