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東京・上野御徒町に配達員専用のコワーキングスペース「DCスペース」 利用者同士の交流も期待

2022年3月8日(火)、東京・上野御徒町に「デリバリーCITY」のコワーキングスペース「DCスペース#001(上野御徒町)」がオープンした。運営は物流ソリューションをてがける株式会社エニキャリ。

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「デリバリーCITY」は配達員の労働環境整備と業界イメージの向上を目的として現役配達員が立ち上げたプロジェクト。配達員自身の目線で「こんなのあったらいいな」と思えるサービスやコンテンツを提供し、配達員の不安を解消や夢をもてる働き方のサポートをするという。

「DCスペース」は同プロジェクトのサービスの一環として開業した、配達員専用のコワーキングスペースブランド。Wi-Fiや電源完備のワークスペースとしての機能性と、配達の合間の休憩所としての居心地の良さの両面を追求した。同店が初の拠点となる。

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「コロナ禍でフードデリバリーの需要が拡大する中、専業配達員のほかに副業やパラレルワークとして、デリバリーで働く人も増えています。そんな人たちを応援するために、配達の合間に休憩できたり、本業のリモートワークや資格取得の勉強をしたりなど幅広い利用ができる場所を作ることにしました」と話すのは立ち上げメンバーのナナさん。

上野御徒町エリアは飲食店が多く、ビジネス街にも近いため、拠点としての需要が高く、出店場所に選んだという。

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施設は、休憩や仲間とのコミュニケーションに最適な「ソファエリア」、複数人での作業にも使える「テーブルエリア」、Web会議などでも集中できる「ハイカウンターエリア」の3エリアを用意。全席フリーアドレスで、合計20席。ルーム内は飲食可能で、スタッフが常駐する。

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館内も、配達員専用ならではの設備に特化。フリードリンクや自動販売機(有料)、配達バックを置くためのフリーラック、ジャンパーなどをかけるコートラック、建物の隣には自転車とバイクの無料駐輪スペース(9台)も用意する。

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利用できるのは、「デリバリーCITY」スタンダード会員限定。会員登録は無料だが、登録時に本人確認のための動画審査が必要となる。

「配達員は仕事柄、孤独を感じることもしばしばあります。個人ワークのほかに、収入や確定申告などの不安を利用者同士で相談し合うようなコミュニケーションの場所としても機能していけば嬉しいですね」とナナさん。

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「このスペースが、リアルコンテンツの提供としては初めての試みです。利用者に使い勝手や改善案などをヒアリングし、設備の充実や拠点拡大の参考にしたいと思っています。配達員が働きやすい環境を整えることで、デリバリー業界全体のサービス水準向上ならびに繁栄に貢献していけたらと思います」と笑顔を見せる。

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営業時間は11〜19時。

デリバリーCITY
東京都台東区台東4-14-13 多慶屋7号館4階