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京都市に編集プロダクション運営のワークスペース「COVO」 クリエイターのビジネスをサポート

2023年1月6日(金)、京都市北区にコワーキングスペースとシェアオフィスを兼ねる「COVO(コーヴォ)」がオープンした。運営は、企業広報誌や書籍の制作を行う編集プロダクション・株式会社WORD。

同社代表の廣田陽介さんは「出版業界の斜陽化に危機感を覚え、新たな事業の柱を作りたいと思ったんです。そこで、これまで一緒に仕事をしてきたライターやデザイナーなどのクリエイターのための場を作る仕事がしたいと思い、COVOを設立しました」と話す。

また、「クリエイターの多くはフリーランスで、ビジネスを拡大したり人脈を広げたりする機会を求めている。場所の共有だけでなく、キャリアアップにも繋がるスペースにしたいと考えています」とも。

施設はビルの2階と3階にある。2階は30席のコワーキングスペース。席のそばにある大きな本棚には同社の手がけた書籍を中心に並べられ、利用者は閲覧が可能。

(提供写真)

3階はシェアオフィス。ブース席と個室の2種類があり、いずれも利用者は自分専用の作業スペースとして使用できる。

ブース席

個室は2人用と4人用、合わせて10室あり、法人の利用を想定している。

2名用の個室

また、施設運営の一環としてクリエイターの支援にも注力。制作関係だけでなく経営やマーケティングなど多様なジャンルの勉強会の実施や、高画質の複合機やA1サイズの大判プリンター、クリエイティブ系のソフトウェアを備えたPCなどを設置している。

廣田さんは「ソフトとハード、両面から、制作に関わる皆さんのプラットフォームのような存在になることを目指しています。クリエイター同士がつながるだけでなく、クリエイティブの力を必要としている企業や人にも来てもらうことで、新たなビジネスが生まれる。そんな場所にできれば」と意気込む。

●COVO
・営業時間:24時間(受付時間:平日10時~12時/13時~17時)
・住所:京都市北区小山下総町53-9 コルネリオビル2階
・URL:https://covo.kyoto/

●料金
・ドロップイン料金:1時間330円
・月額料金:バーチャルオフィスプラン(2階コワーキングスペースの使用可能)=9,900円、ブースプラン=30,800円、個室プラン=60,500円〜 ※いずれも入会金と保証金が別途必要

●利用可能な設備・サービス
ロッカー、複合機、テレビ会議専用スペース、会議室(2カ所)、住所登記、無料レンタルサービス(自転車、モニター、ラミネーター、延長コード、プロジェクター、ホワイトボード、撮影用小物など)

編集:ノオト