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池袋にコワーキングスペース「co-ba ikebukuro station」 グッドノイズの力でクリエイティビティを高める

2022年4月1日、豊島区西池袋一丁目17番7号にクリエイティブワーカー向けのコワーキングスペース「co-ba ikebukuro station」がオープンした。

ビルオーナーである鹿島建設株式会社が不動産の新しい活用を模索する中、全国20カ所以上でコワーキングスペース・ワークプレイスを運営する株式会社ツクルバと共同して、スペースを企画した。

コンセプトは「ひらめく人のサードプレイス」。会社員・フリーランスにかかわらず、発想を仕事の柱の一つにするクリエイティブワーカーに向けたスペースだという。

「池袋にはもう1カ所co-baがあり、クリエイティブワークをしている利用者が多いことはすでに分かっていました。クリエイティブワーカーが発想やアイデアを膨らませるためのサードプレイスを作りたいと思いました」と語るのは運営を手掛ける株式会社ツクルバの吉田さん。

同スペースでは本や人との偶然の出会いから受けるポジティブな刺激がクリエイティブを促進すると考え、あえてノイズとなるような仕掛けを施している。それを「グッドノイズ」と呼び、例えば北向きで直射日光の入らない窓際席は、わざとテーブルの高さを変えた。隣の人の存在を意識させつつも集中は切らさないギリギリのラインを狙っているという。また、無地でもなく、誰かがデザインしたものでもない、力強い板目の木材をテーブルの材料に選んだ。

テーブル席の脇には本棚がある。書店と連携して会員が進める書籍をヒアリングして季節毎に入荷している。

「あえて座席に境界を持たせず、そのときの気分や好みで使い分けられようにしました。違う活動をしている利用者が混ざったり、隣り合ったりすることはグッドノイズにつながります。普段得られない情報を良い仕事につなげていただければ」と吉田さん。

3人で使えるミーティングスペースでは、壁が石を積んだようなデザインになったり、椅子の色がすべて異なっていたりする。利用は30分500円。

前原さんは、「私たちは単なる場所貸しのスペースではありません。会員さまに対して声かけもしますし、会員さま同士でも関わり合っていただきたいと考えています。コミュニケーションを取ってほしいからこそ、入居の際は1時間程度かけて理念やローカルルール、規約についてきちんとご説明をしております」と運営への意欲を見せる。

●co-ba ikebukuro station
営業時間:月火水木土 10:00~18:00 (隔週木曜17:00まで)/金日祝定休
住所:東京都豊島区西池袋1丁目17番7号池袋ルミエールビル4F
URL:https://co-ba.net/ikebukuro-station/

●利用料金
・ドロップイン 1日2,000円(10:00~18:00)
・フリーアドレス 18,000円/月(24時間利用可能)
・ナイト&ホリデー 13,000円/月(平日夜18:00~23:00、土日祝日24時間利用可能)
・モーニング&ホリデー 10,000円/月(平日6:00~10:00、土日祝日24時間利用可能)
・ナイト 9,000円/月(平日夜18:00~23:00)
・モーニング 6,000円/月(平日6:00~10:00)
・個室プラン 100,000円~/月
(フリー席アカウント(4名~)付きの個室)

●利用可能なサービス・設備
電源、Wi-Fi、登記・住所利用、ロッカー、モニター置き場、プリンター、複合機、ミーティングスペース、給湯器、駐輪場