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横浜市みなとみらい地区にオープンイノベーションオフィス「chilink WORKSITE MINATOMIRAI」 サラダボウルのようなコミュニティを

2024年5月9日、横浜市みなとみらい地区にオープンイノベーションオフィス「chilink WORKSITE MINATOMIRAI」がオープンした。京浜急行電鉄株式会社が、全国でコワーキングスペースやコミュニティの運営・企画を行う株式会社ATOMicaに運営を委託している。

「chilink」はみなとみらい線新高島駅から徒歩1分、横浜駅から徒歩8分の場所に位置する。京浜急行が開発した複合施設の一部を活用して開設した。施設名称は「chill=ゆっくりする」と「リンク」を組み合わせた造語で、新しいアイデアや事業が生まれることへの期待を込めている。

「居心地の良い空間で人と人がつながり、連鎖反応を起こす場所」をコンセプトとして掲げ、集まる人や企業の多様な個性や文化を活かした「サラダボウル」のようなコミュニティ創出を目指している。このコンセプトを反映し、内装はカラフルなデザインで統一した。

コワーキングエリアは約50人が利用可能な91.5平米の広々としたスペースだ。天井が高く窓が大きいため開放的。

右奥にあるカウンターの足元のタイルはトウモロコシをイメージしたデザインを採用するなど、随所に工夫を凝らしている(提供写真)

平日の10時から18時はコミュニティマネージャーが常駐し、入居者や利用者をサポートする体制を整える。常設のイベントスペースでは、地元企業によるピッチイベントや、ワインと和菓子のペアリングイベントなど、地域の人々を巻き込んださまざまな取り組みを行っている。

今後の展望について、ATOMicaコミュニティリードの吉澤みずきさんは「今後は学生や地域の若者と一緒に何かを作り出す取り組みや、異なる年代間の交流を促進するイベントも企画していきます」と活動計画を示した。

京浜急行電鉄株式会社 新しい価値共創室渡邉美穂さんは「オープンイノベーションを掲げて作ったこの施設から新しいものを生み出すのが目標です」と語る。同じく京浜急行電鉄株式会社 生活事業創造本部 開発事業部 松本恭祐さんも「chilinkはみなとみらいで一番有名な施設、といわれるほど知名度が高まるとうれしいです」と、施設の将来像を描いた。

●chilink WORKSITE MINATOMIRAI
・営業時間:会員=全日7:00~23:00、非会員=月〜金(祝日除く)10:00~23:00(最終受付時間18:00)
・住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい5-1-2 横浜シンフォステージ イーストタワー3F
・URL:https://keikyu-chilink.com/

●料金
・非会員プラン:終日=1,650円
・会員プラン:10daysプラン(月10日までフリーアドレス席が利用可能)=月額13,200円、All Days(回数・時間の制限なく利用可能)=月額33,000円、80時間プラン=月額16,500円、160時間プラン=月額24,750円、320時間プラン=月額41,250円
・初月登録料=5,500円

●利用可能な設備・サービス
Wi-Fi、電源、フォンブース、ビジネス備品、流し台、レンジ、冷蔵庫、会議室(有料)、専用ロッカー(有料)、コピー機(有料)、イベント設備(有料)、登記(有料)

編集=ノオト