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もう「オフィスだけ」じゃない!? 夏の働き方大調査 ― リモートワーク・在宅勤務編

リモートワークが一気に浸透し、オフィス以外の場所で仕事をすることが一般的になってきた現在。この夏、皆さんはどのように働きましたか? 

 

WORK MILLでは「リモートワーク」「ワーケーション」の観点から、2021年7月~9月の働き方についてアンケート調査を行いました。今回は、その調査結果を前後編でお届けします。前編はリモートワーク・在宅勤務編です。

 

※本レポートは、WORK MILLウェブマガジン読者の方を主な対象としたアンケート調査に基づき作成しています。

 

 

この夏、「リモートワーク」した?

コロナ禍を契機として多くの人が意識するようになったのは、やはり「リモートワーク」と「出社」のバランスではないでしょうか。業種や職種、企業・団体の事情によっては、自宅で働くことを余儀なくされてから完全出社に戻された人もいれば、在宅勤務を継続中の人もいるでしょう。

 

現時点での状況はどうなのかというと、「2021年7~9月の間にリモートワーク(在宅勤務含む)を行うか」を聞いたところ、約9割の人が「行う」と回答しました。続くコロナ禍において、2021年9月現在も多くのワーカーがリモートワークを活用していることがわかります。

 

 

さらに、リモートワークを行う人に「出社かリモートワークかを自分で選択できるか」と聞くと、約6割の人が自由に選べると回答しました。制約付きで選べる場合も含めると、リモートワークをしている人のうち実に95%以上が、ある程度は自分で働く場所を選べていることになります。

 

 

「リモートワーク」するワケ、「出社」するワケ

それでは、「リモートワーク」か「出社」かはどのような理由で決めるのでしょうか。「リモートワークか出社かを決める要因」について聞いたところ、8割以上の人が「仕事内容」と答え、第1位に。次いで「感染リスクの回避」や「出社率の制限」といったコロナ対策の理由が上位となりました。中には、「暑くて外に出たくない」や「クーラー代がかかるから家にいたくない」など、夏ならではの理由を答えた人も見られます。

 

 

働く場所の現状と理想

「リモートワーク」というと、まず在宅勤務が思い浮かぶかもしれませんが、リモートワークをする場所は必ずしも自宅とは限りません。例えばコワーキングスペース、カフェや、企業・団体の持つサテライトオフィスなど、さまざまな選択肢が考えられます。では、実際に自宅とオフィス以外の場所は活用されているのでしょうか?

 

2021年7~9月の間、「1週間のうちどのくらい自宅/普段出社するオフィス/それ以外の場所で働くか」を聞いたところ、「6~10割の時間を自宅で過ごす」人と、反対に「6~10割の時間をオフィスで過ごす」人がいずれも半数弱という結果になりました。つまり、せっかく働く場所が選べても、現実には「ほぼ在宅勤務」か「ほぼ出社」かに偏ってしまっていることがうかがえます。

 

それに対して、コロナ禍が落ち着いた後の理想の働き方を聞くと、「6~10割の時間を自宅で過ごす」人も「6~10割の時間をオフィスで過ごす」人も全体の3分の1程度まで減り、その分「自宅と普段出社するオフィス以外の場所」で働きたい人が増えています。

 

この結果から読み取れるのは、「毎日在宅勤務!」「毎日出社!」のように極端な働き方に走るのではなく、オフィスも自宅もそれ以外の場所も活用しながら働きたいと考えている人が多いということです。

 

 

在宅環境の工夫

今度は在宅環境に注目してみましょう。多くの人が在宅勤務を経験し、その状態が長期化する中で、働く場所としての「自宅」は重要性が増しています。仕事という観点で自宅を見たとき、どのように身の回りの環境を整えているのでしょうか。

 

在宅勤務をする人に「在宅環境を整えるための工夫」について聞いたところ、PCモニター、仕事に適したデスク・チェアは約半数の人が取り入れていました。仕事の効率に直結するアイテムとして、優先的に整える場合が多いことがわかります。また、音楽や植物など、在宅環境に彩を加える工夫も見られました。

 

 

在宅での服装は?

在宅勤務の広がりに合わせ、ドラマやCMで「上半身はスーツ、下半身はパジャマ」の人が登場する映像を見た方もいるかもしれませんが、実際のところはどのような服装で過ごしているのでしょうか?

 

「在宅勤務では主にどのような服装で過ごすか」を聞いたところ、普段着・私服が約70%、次いで部屋着・パジャマが約15%と、リラックスした服装の人が大半を占める結果となりました。上下ともスーツやビジネスカジュアルでそろえる人は5%程度にとどまっており、少数派です。実際に上半身のみスーツやビジネスカジュアルにする人も約7%いて、リモート会議で映る部分だけを整えるのは在宅勤務ならではと言えます。

 

 

働く場所に第3の選択肢を

以上、調査結果をもとにリモートワーク・在宅勤務の現状について見てきました。仮に自分で「リモートワーク」か「出社」かを選べても、感染症対応としての一時的な措置にすぎなかったり、行動に強い制約があったりと、本当の意味で働く場所の選択肢が広がっているとは言いにくいのが現状です。コロナ禍が落ち着いて以降は「自宅と普段出社するオフィス以外にも働く場所を広げたい」傾向が見られるように、これまでの働き方に単純回帰するのではなく、第3の選択肢を充実させることが求められています。

 

後編では少し視点を変えて、仕事と休暇を掛け合わせて過ごす「ワーケーション」についての調査結果をお届けします。

 

■調査概要
もう「オフィスだけ」じゃない!? 夏の働き方大調査
調査期間:2021年8月4日~19日
調査方法:インターネットによるアンケート
回答者:WORK MILLウェブマガジン読者を中心としたワーカー 346名
集計方法:単純集計

 

 

2021年9月14日更新

 

企画・調査・テキスト: 前田英里(オカムラ)

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