東京・田町にデザイナーズレンタルスペース「SHIBAURA space」 SDGsに貢献
2021年12月20日(月)、東京・田町にレンタルスペース「SHIBAURA space」が新設された。
「SHIBAURA space」はオーガニックセレクトショップ「regalo(レガロ)」の運営などを手がける株式会社ONEのレンタルスペースブランド。照明や音響設備などの会議室やスタジオとしての機能性と、カフェのような居心地の良さの両面を追求した。
「コロナ禍で『人とのつながり』が少なくなった今だからこそ、交流ができる場所を作ろうと思ったんです。その上で、地域の人をはじめ、多くの人が『発信』について悩んでいると知り、発信拠点としての要素を持ったレンタルスペースのオープンに踏み切りました」と同社代表取締役の宮田亮さん。
内装デザインは、照明デザインを得意とするLight Collab Japan(ライト コラボ ジャパン)(台東区)が担当。
無機質な白い壁と蛍光灯のよくある貸し会議室のような空間ではなく、アースカラーをベースに、調光できるライトを使用し、クリエイティビティを刺激しつつ、ホッとできる雰囲気を意識したという。
SDGsの理念に共感している同社が掲げる、スペースのコンセプトは「レンタルスペースから、芝浦地域を活性化・貢献する」。地域の人や企業と一緒に、子どもたちのための持続可能な未来と地球環境をつくっていくきっかけになる場を目指していくという。
基本のレイアウトは4種類。さまざまな作業に対応できる「通常スタイル」、対談や動画撮影・配信などに適した「スタジオスタイル」、講演会やセミナーなどの利用を想定した「会議室講義スタイル」、ワークショップなど複数人での作業にピッタリな「プレイスペーススタイル」がある。
それ以外のスタイルを希望する場合は、利用者が用途に合わせて自由にレイアウトを変更できる。最大38人が着席可能。
デスクは幅140センチと広々としている一方、誰でも移動させやすいように軽くて丈夫なものを使用する。
貸出設備として、音響機材やプロジェクター、対談用移動式ライト、対談用丸机、対談用ソファ(2脚)、マイク(2本)、ホワイトボード(2枚)、プレイングマット(2枚)などを用意した。
料金は「場所貸しプラン」(1時間=11,000円)と「商用撮影プラン」(1時間=13,750円)、SDGsに関連した取り組みを応援する「商用撮影SDGsプラン」(1時間=8,800円)がある。
「防音性にも優れており、TVの撮影現場やオーディション会場、会議場などいろんな人にさまざまなシーンで使われています。新しいスタイルのレンタルスペースなので、ぜひ活用してみてください」と宮田さん。
「SNSでのつながりが多くなっている今だからこそ、リアルでのつながりを大切にしていきたいですね。多様な人たちが、この場所を通じて交流することで、化学反応が起こり、おもしろいことが生まれることを期待しています。将来的には拠点を増やしていきたいが、まずは地域に密着した居場所づくりにも専念していく予定」と話す。
営業時間は9〜23時。
SHIBAURA space
東京都港区芝浦2-16-7