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新潟県南魚沼市にコワーキングスペース「MAKINO-BA」 薪ストーブの炎を眺めながら人と仕事がつながる場所に

2024年12月10日(火)、新潟県南魚沼市にコワーキングスペース兼薪ストーブのショールーム「MAKINO-BA(マキノバ)」がオープンした。施設の運営は米や薪、薪ストーブの販売をする株式会社庄治郎商会。窓口業務は、起業家支援や地域創生の事業を手がけるSocialups株式会社が担当する。

コンセプトは「火を囲み、人と仕事がつながる場所」。施設名は自然資源の「薪(マキ)」と地域に根ざした場所(場)」を組み合わせた造語。単なる仕事の場ではなく、「つながりの場」という意味も思いも込めているという。

(提供写真=Photo by ジンボラボ)

「薪ストーブ事業の一環としてショールームをつくることにしたものの、それだけではスペースがもったいないと感じ、コワーキングスペースを設けました」とオープンの経緯を語るのは株式会社庄治郎商会代表の原澤太一さん。

施設内はショールーム側とコワーキング側の2つに分かれている。間仕切りと扉で仕切られた双方から、中心に設置された薪ストーブの炎を眺めることのできる設計になっている。内装は、ショールーム側が薪ストーブを基調とした温かみのある雰囲気。コワーキング側は白色と木目を基調とした落ち着きある雰囲気を意識したという。

(提供写真=Photo by ジンボラボ)

座席は2種類あり、気分や用途に合わせて選択できる。ソロワークに最適な「ハイカウンター席」(4席)や、複数人で交流しながら作業ができる「テーブル席」(12席)がある。また個室オフィスも用意しており、現在は満室とのこと。

薪ストーブの見学は完全予約制。予約が入っていない時はショールーム側もコワーキングスペースとしても使用ができる。冬季は薪ストーブが稼働するため、火のぬくもりを感じながら作業ができるという。

(提供写真=Photo by ジンボラボ)

利用者同士の交流を促進するコミュニティ活動にも力を入れており、定期的に「Meet Up(交流会)」を開催。同施設の近くにある事業創発拠点「MUSUBI-BA(ムスビバ)」とも連携し、地元の起業家同士がネットワーキングできる機会を提供している。

「私自身、地域の起業家たちが集うコミュニティに参加することで、多くの出会いや協力を得て事業が広がっていきました。事業を起こし、その火を絶やさずに続けることの大切さを日々感じています。人と繋がる力を、MAKINO-BAでぜひ体験していただきたいです」と原澤さん。

「薪の火を眺めながら、静かに仕事に向き合ったり、新たなビジネスのヒントを得たり。そんな場として、気軽に立ち寄ってもらえると嬉しいです」と笑顔を見せる。

●MAKINO-BA
・営業時間:24時間
・住所:新潟県南魚沼市六日町140
・URL:https://makino-ba.com/

●料金
・ドロップイン:1日1,000円
・月額会員:月額12,000円
・個室オフィス:月額33,000円

●利用可能な設備・サービス
電源、Wi-Fi、薪ストーブ、プロジェクター、ホワイトボード、月額会員用ポスト、月額会員用ロッカー、法人登記

編集=ノオト