埼玉・北浦和にコワーキングスペース兼シーシャカフェ「LYLIC」 新しいアイデアを考える場に
2021年10月11日(月)、埼玉・北浦和にコワーキングスペースとしても利用できるシーシャカフェ「LYLIC(リリック)」が誕生した。運営はRowls株式会社。
シーシャは、タバコの葉の煙を水パイプという器具でニコチンやタールを濾過し、ホースで吸う嗜好品。タバコには糖蜜漬けにして香りや甘みを加えており、ミルクやコーヒー、ベリーや柑橘系など、様々なフレーバーが用意されている。
かつては自身がシーシャカフェに通っていたという同社代表取締役の吉住拓哉さん。地元を盛り上げたい気持ちが強く、「日々の中に、リラックスを。」をテーマにこの地でシーシャカフェをオープンした。
「私がシーシャカフェに通っていたとき、ビジネススキームを考えるなどの目的を持って訪れることが多かったのです。シーシャを吸ってリラックスした状態で考えを巡らせると、パフォーマンスが上がると感じていました。自分が良いと思ったものをお客さまにも体験してほしい、と思ったのがオープンのきっかけです」
テーブルは高さと角度が調節できるタイプで、傾けた際にパソコンが落ちないようストッパーもついている。椅子はすべてソファーで、テーブルは自由に動かせる。シーシャは吸いながらパソコンを触る場合、シーシャ本体は足下に置くという。
映画好きの吉住さん。店内の複数箇所に映画関連のオブジェがあり、落ち着きのある洒落た空間となっている。
「職員の採用向けコンテンツのインタビュー場所としてご利用になったお客さまもいらっしゃいました」(吉住さん)
ほかにも奥のスペースでWeb面接と直接の面接を複数件行い、休憩にシーシャを吸っていた採用担当者もいたそうだ。
「いつもと違う空間で新しいアイデアを考えるような仕事にぴったりの場所だと思います。シーシャを吸いに来られる方が多いですが、これからはコワーキングスペースとしての利用者を増やしていきながら、シーシャを知らない人に伝えていける場にしたいと考えています」(吉住さん)
交流の場として育てていくべく、埼玉県産の飲食品の紹介も行い、地域経済の発展に貢献中だ。人気アニメ『クレヨンしんちゃん』に登場するチョコビや、川越市のビール「COEDO」などを注文できるほか、シーシャのフレーバーとして深谷ネギの香りを開発中だとか。
利用料金は、コワーキングのみ利用であれば4時間=770円。シーシャを利用する場合はチャージ=700円、シーシャ1台+1フレーバー:1,800円、フレーバーの交換:1,500円。1フレーバーは、およそ60~90分吸うことができる。
営業は15時~24時。なお、シーシャはタバコの葉を用いており、一般的な紙巻きタバコと同じ法律が適用されるため、20歳未満の利用は禁止。
LYLIC
埼玉県さいたま市浦和区北浦和3-6-9 キタウラワミライ2F
編集:ノオト