福岡・大名エリアにブックカフェとホテルの複合施設「ランプライトブックスホテル福岡」 旅とミステリー中心に約4000冊
2021年12月1日(水)、福岡・大名エリアに、ブックカフェとホテルの複合施設「ランプライトブックスホテル福岡」がオープンした。運営するのはソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ株式会社(東京)。
ランプライトブックスホテルはブックカフェとホテルの複合施設で、「本の世界を旅するホテル。」がコンセプト。同ブランドは、名古屋と札幌に続く3店舗目となる。
福岡市の中心部に近く、情報感度の高い人たちが多く集まるという街の特徴と、ランプライトブックスホテルのブランドがマッチしていたことにより、大名エリアへの出店を決めたという。
店内に入ると真っ先に目に入るのが、壁一面に並んだ本の数々。「旅」と「ミステリー」のジャンルを中心に約4,000冊の書籍が陳列されている。コーヒーの香りが漂うカフェスペースでは、読書だけではなく、仕事や勉強をする利用者の姿も目立つという。
コーヒーは、浅煎りで酸味が強めの味が特徴的な、ノルウェーのコーヒーカルチャーを紹介する「FUGLEN COFFEE ROASTERS TOKYO」から仕入れた豆を使用。そのほか、博多の地ビール「杉能舎 アンバーエール」(990円)などのアルコールやソフトドリンクやアルコールが用意されている。(まん延防止等重点措置実施期間中は、酒類の提供はありません)
フードメニューは、店内で焼き上げるクロワッサンを使用したサンドイッチをはじめ、ご当地食材を生かした、明太子チーズのホットドッグ」(550円)やスイーツなど。
「ホテルの利用客も多く、オープン初月の12月の週末は全て満室になりました。福岡県が県民向けの観光キャンペーンを行っていたこともあり、その多くは県内からいらしたお客様でしたね」と話すのは、同店でゲストサービスマネージャーを務める中村貴寛さん。
客室は、機能的なシンプルデザインが特徴。バス、トイレが別々に配置されている。開業記念プラン利用で。1泊4,560円から泊まることができる。
ランプライトブックスホテル福岡の特徴の一つが、利用者は館内の本が読み放題であること。宿泊客限定で、購入していない本も客室に持ち込める「BOOKS TO GO(ブックス トゥ ゴー)」というサービスが利用できる。
「都会のなかでコーヒーを飲みながら本を読める、ゆったりとした空間にしたいです。お客様に快適にご利用いただけるよう接客も重視していますね」と中村さん。「場所柄、流行に敏感な若いお客さまが多いので、サービスをこまめにアップデートしたいです。コロナ禍が明けたら、県外、海外のお客さんもぜひ来ていただきたいと思います」と展望を語ってくれた。
24時間営業。カフェエリアでのフードの提供は7~22時。ただし、まん延防止等重点措置実施期間中は、カフェは7~20時の短縮営業となっている。
ランプライトブックスホテル福岡
福岡県福岡市中央区大名1丁目15-22
編集:ノオト