草津温泉コワーキング 日本有数の温泉地でストレス低減とクリエイティビティの向上を目指して
2024年2月1日、群馬県吾妻郡草津町に「草津温泉コワーキング」がオープンした。運営は東京都港区の編集プロダクション、株式会社アントレース。
同社がコワーキングスペースを運営するのは初めて。「私自身、創業時から30カ所以上のコワーキングスペースを活用して仕事したことがあり、どのような環境があると働きやすいのかを考えるようになったのが最初のきっかけです」と語るのは代表取締役の後藤麻人さん。
「草津温泉は、短時間でぐるっと回れるコンパクトなエリア。日々プレッシャーを感じているビジネスパーソンが、温泉に浸かってストレスを低減しながら充実したワーケーションができれば」と考え、草津温泉の地に開業を決意した。
オープンにあたり、同社の社員である渡辺哲也さんがプロデューサーに就任。渡辺さん自身も、草津温泉を何度も訪れてきた「草津フリーク」だという。「東京にも素晴らしいコワーキングスペースはたくさんあります。しかし、温泉や飲食店が集まり、ゆったりと過ごすことのできる草津温泉という場所で、『仕事をする場所』にとどまらないワークライフバランスのとれたスペースを作りたいと考えました」と渡辺さんは語る。
草津温泉のシンボルともいえる「湯畑」から徒歩数分の所にあり、仕事の合間に周辺の共同浴場や足湯を巡ることもできる。入浴に必要なハンドタオルもコワーキングスペース内で販売中。
イメージは、「日常を離れてほっと一息つける大人のための秘密基地」。「一流の名湯に浸かって、質の高いワーケーションを実現できます。チームビルディングやクリエーションの質の向上に役立てていただければ」と後藤さん。
かつて社員寮として使用されていた建物をリニューアルしてオープン。スマートフォンによるQRコード解除と決済システムにより、無人で運営されている。木材を活かした内装で、ヒノキの香りが漂う。
1階にはカウンター席とテーブル席、ブース席を設置。ウォーターサーバーと紅茶がフリードリンクとして用意される。
2階には、収容人数が4=15人の会議スペースと、パーティションに区切られた集中席ブースがある。
今後、地元の観光協会などと連携したイベントの開催や、クリエイター向けのセミナーや合宿プランの整備などを進めたい、という後藤さん。「地元の方々と観光客がふれあえるような場にしたいですね」と意気込む。
●草津温泉コワーキング
・営業時間:7:00~20:00
・住所:群馬県吾妻郡草津町草津321
・URL:https://kusatsu.space/
●料金
30分=330円(最大3,960円/日)
●利用可能な設備・サービス
Wi-Fi、フリードリンク(水・紅茶)、ブランケット、カイロ、電源、各種ケーブル、モニターなど
編集=ノオト