東京・渋谷ヒカリエに2,200平米のワークスペース「JustCo」 シンガポール発ブランド、他世代との交流も意識
2022年1月4日(火)、東京・渋谷ヒカリエ33階にレンタルオフィス「JustCo(ジャストコ)渋谷ヒカリエ」が新設された。
「JustCo」はシンガポールに本社を持つJustCo Holdings Pte.Ltdが運営する、ワークスペースブランド。現在は、シンガポールはもちろん、インドネシアやタイといった東南アジア、中国、オーストラリア、韓国、台湾など太平洋地域で40拠点以上のスペースを運営する。
日本での運営を行うのは、大東建託とJustCo Holdings Pte.Ltdの合弁会社であるJustCo DK Japan株式会社。渋谷ヒカリエ店が日本第一号店となる。
大規模なプライベートオフィスから、自由な席を選んで使えるホットデスクまでを含めると、広さは約2,200平米、座席数は合計500席以上となる。渋谷ヒカリエの33階、東京湾から富士山までが見わたせる眺望も魅力の一つ。
内装は落ち着いたダークウッドを基調とし、カジュアルでありながらも機能的で高級感がある空間づくりを強く意識した。
「現在のコワーキングスペースはカジュアルで若い世代に馴染みやすいデザインが多い。しかし、カジュアルすぎる空間に入りづらいと感じる方もいる。渋谷にはコワーキングスペースがたくさんあるからこそ、当店ではカジュアルな良さは生かしつつ、もう少しプレミアムな空間を意識し、カジュアルな格好でもスーツを着ていても、使いやすい場所を目指しました」と話すのは同社副社長の鈴木省吾さん。
スペースの大部分を占めるのが企業ごとに借りられる「プライベートオフィス」エリア。各部屋には、あらかじめデスクや椅子などのオフィス家具が備え付けられており、スムーズな入居を手助けする。24時間・365日利用可能で、法人登記もできる。
また、共有部にはラウンジや会議室、テレビ会議もできる電話ブース、50名規模で利用できるイベントスペース、キッチンスペース、ロッカーなどを用意した。ゆったりと使えるように余裕をもった家具配置を意識したという。
また、郵便物受取・発送代行やIT関連のテクニカルサポートのオプションも。常駐の受付スタッフに来客対応やビジネスサポートの依頼も可能。
現在の利用者はSNSやマーケティング、デジタル技術を使った新規ビジネスを手掛けるテックカンパニーが中心。ほかにも、渋谷区が力を入れるアートや地域の情報発信に関わる会社も入居しているという。
「渋谷はいろいろな色を持っている街。ここで、面白い繋がりが自然に生まれ、情報発信が無理せずにできるような、大人のプラットフォームになれば嬉しいですね」と鈴木さん。
「コワーキングの利用者は、どうしても20〜40代が中心になりやすい。しかし今は、60~70代で起業する人も増えている。どの世代の利用者も違和感なく利用でき、他世代とも繋がれるコミュニティにしていくことも意識しています」と付け加える。
月額料金は大きく2タイプ。共有スペースだけが使える「ホットデスク」が3万8,500円、個室契約プランは部屋のサイズに応じた金額となる。1分単位で料金を支払うドロップインサービス「オンデマンドプラン」も設置予定。
今後、「JustCo」ブランドのスペースを都心部を中心に増やしていく予定。
ジャストコ(JustCo)渋谷ヒカリエ
東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ33F
編集:ノオト