コワーキング利用無料、水辺のように人が集う「ほとりで」森之宮に広がる交流の実験場
2025年10月1日、大阪・森之宮エリアに「ほとりで」がオープン。UR都市機構と大阪公立大学が連携して、地域と大学、市民など、まちに関わる人々の”やりたい”という想いを受け入れ”やってみた”へと育むとともに、多世代・多文化の交流を通じて「暮らしのイノベーション」を生み出す、暮らしと学びの実験フィールドとして開設した。
名称の「ほとり」は水辺や境界を意味し、異なる価値が交わりながら移り変わる暮らしのエコトーンをイメージした。「ここから始まる」という意味を込めて「で」を重ね、未来へ広がる場所として名付けたという。

森ノ宮エリアは今、大阪公立大学の新キャンパス開設や大阪メトロの新駅構想など、大きな変化を迎えている。ほとりではそんなエリアに位置し、かつてUR都市機構旧西日本支社であった「UR森之宮ビル」の1階にある。URによる賃貸住宅や大阪城公園、医療機関など多様な地域資源が周辺にあり、この場所を起点に、個人の活動から地域プロジェクト、大学との連携研究まで、さまざまな取り組みの創出をねらっている。

空間内には、アクティブゾーン、フォーカスゾーン、共創ゾーンの3つのスペースがある。ゆるやかに分かれているため、訪れた人が目的にあわせて自由に滞在できる設計が特徴だ。イベントやワークショップでの活用を除き予約は不要。コワーキング利用であれば、予約されていないすべてのゾーンを無料で使える。学生や地域住民がふらりと立ち寄り、作業や読書のために利用しているケースも多いという。
一方でイベントも盛んに開催されており、アクティブゾーンではポップアップストアや展示会、フォーカスゾーンや共創ゾーンでは講演会やセミナー、ワークショップなど多用途に活用されている。

大阪公立大学との連携プロジェクトも展開。「Well-being共創研究センター」による健康支援プログラム、学生×地域のボランティア活動を行う「V-station」、自然と都市づくりに関する研究を行う「森之宮ウィズネイチャーラボ」など、複数のプロジェクトが横断的に動き始めている。
「例えば、すでにプログラムによっては、地域の高齢者の方や、授業帰りの大学生、仕事帰りの社会人がひとつのテーブルを囲うシーンもみられます。まちと大学、団地と市民、研究と生活、異なるレイヤーの人々が同じ場所に集まり、互いの視点や価値観がゆるやかに混ざり合い、変わりゆく森之宮エリアの未来をかたちづくる拠点になればと期待しています」と担当の柏井一成さんは意気込む。
●ほとりで
・営業時間:9:00〜17:00/火曜日〜金曜日が営業日(利用状況により柔軟に変更)
・住所:大阪市城東区森之宮1-6-85 UR森之宮ビル1階
●料金
無料
※イベント開催などの予約利用の場合、フォーカスゾーン=1時間500円、共創ゾーン=1時間1,000円
⚫︎利用可能な設備
Wi-Fi、電源、休憩(飲食)スペース、会議スペース、PMK(テーブルやイス等の什器)、屋台ブース etc
編集=ノオト


