静岡・藤枝にコワーキングスペース「未来共創ラボ フジキチ」 地域密着をテーマにイノベーション拠点を目指す
2022年6月1日（水）、静岡県藤枝市にコワーキングスペース「未来共創ラボ フジキチ」がプレオープンした。運営は新聞販売業や広告、カルチャーセンターなどを経営する株式会社藤枝江﨑新聞店。グランドオープンは10月4日（火）を予定している。
「私たちは長年、地域密着をテーマにさまざまな事業を展開してきました。2021年にオープンしたコワーキングスペース『e～RA BASE（え～ら ベース）』での運営ノウハウを活かし、藤枝市を盛り上げる拠点をつくり、地域活性化に貢献しようと思ったのがきっかけです」と語るのは、同施設コミュニティマネージャーの江﨑暁音さん。
施設名は「藤枝の基地」に由来。「『やる気』が出会う場をつくり、藤枝から明日に貢献するイノベーションを起こす」をミッションとしている。
設計は、オフィスデザインを手がける地元の株式会社藤枝事務器商会が担当した。フロア内には観葉植物を多く設置し、リラックスして働ける居心地の良さを追求。利用者同士でコミュニケーションが取りやすくなるよう、オープンな空間づくりを意識したという。
施設は大きく3つのフロアに分かれており、用途に合わせた使い方ができる。
1つ目は、ワーキングスペース。複数人で交流しながら使える「コミュニケーションスペース」やディスプレイとカメラを備えた「WEB会議ブース」、ビジネス関連雑誌や書籍などが揃う「アイデアブース」、周囲を気にせずWEB会議や電話ができる「webブース」、会議や打ち合わせなどに最適な「ミーティングルーム」がある。
2つ目はセミナーブース。最大30人収容可能で、プレゼンテーションはもちろん、通常のワークスペースとしても利用できる。定期的に利用者同士の交流会やゲストを招いた講演会などのイベントも予定しているそうだ。
３つ目は、個室ブースが並ぶプライベートオフィス。1人用が5室、2人用が1室、4人用が2室あり、利用者は自分だけの空間で仕事に打ち込める。
エントランス付近には、新商品の開発や試作の場として使える「シェアキッチン」や、ポップアップショップの出店も可能な「チャレンジショップ」があり、新規ビジネスの挑戦を応援している。
また、関連施設として「え～ら BASE」と「SBS学苑藤枝校 レンタルスペース友」があり、会員は同拠点も利用できる。
江﨑さんは「藤枝市内外のさまざまな業種の人材が集まるインキュベーション施設を目指しています。それを体現するために、スタッフや協賛しているメンター企業によるマッチングやサポートにも力をいれていきます」と展望を話す。
●藤枝駅前コワーキングスペース未来共創ラボ フジキチ
・営業時間： 9:00~21:00、事前予約の内覧は平日・土曜の9：00〜17：00に実施／休館日は年末年始および夏季の所定日
・住所：〒426-0034 静岡県藤枝市駅前１丁目8-3 FUJIEDAmikine 1F
・URL：https://fujikichi.net/
●料金
・個人（シェアファミリー）および法人（3名まで）会員：月額12,000円
・プライベートオフィス：月額12,000円～36,000円
●利用可能な設備・サービス
・フジキチ：ミーティングルーム、貸切セミナーブース、シェアキッチン、チャレンジショップ（左記すべて非会員のみ3,000円/時間）、ロッカー（小＝1,000円、中＝1,500円、大＝2,000円/月額）、登記、ポスト、Wi-Fi、電源コンセント、複合機、本棚（会員のみ注文・購入可能）、プロジェクター、マイク、スピーカー、ステージ、ホワイトボード、ウォーターサーバー、湯沸かし器、電子レンジ、製氷機、冷凍・冷蔵庫、電磁調理器、自動販売機
・え～ら BASE：ワークスペース、ミーティングルーム、セミナールーム（5,000円/2時間）、全体貸し切り（5,000円/2時間）
・SBS学苑藤枝校：レンタルスペース友（2,000円/2時間）
編集：ノオト
