埼玉・秩父に「えらべるしごと場」 5種類のコワーキング、コンシェルジュがワーケーションプランを提案
2021年12月21日(火)、埼玉県秩父エリアでのワーケーション支援サービス「えらべるしごと場 秩父 de work」がスタートした。運営はオフィスプラス株式会社。
同サービスの主軸コンテンツは2種類。1つ目がウェブサイト上での情報提供。秩父エリアにあるコワーキングスペースや宿泊施設、観光スポットなどの情報を集約して紹介している。
2つ目は秩父に精通したコンシェルジュ「結び人(むすびと)」による、オリジナルのワーケーションプランの提案。オフィスプラス代表の出浦洋介さんをはじめ、同エリアに精通したスタッフが結び人を務める。
同サービスが始まったきっかけは、秩父エリアに新たなコワーキングスペースがオープンし、地域全体で多様なワーケーションの選択肢を提供できるようになったこと。
秩父駅から徒歩2分の「働空間(はたらくうかん)西武秩父駅前オフィス」や昔ながらの古民家を生かした「和空間 多豆(たず)」といった既存施設に加え、2021年にはファブスペース「働Co-factory みなのLABO」、鳥の巣箱型のキャビンを備えた宿泊施設「働Co-living subako」が続けてオープンした。
「従来のワーケーションでは、企業や親子連れなどターゲットが明確に決まっているケースが多いんです。しかし、秩父エリアは利用できる施設が多様。そのためご自身にあった形のワーケーションプランが立てられます」と出浦さん。
企業単位といった大人数の利用はもちろん、ワークショップや体験教室を実施しているスペースを使った親子連れでの訪問も大歓迎だという。
また、ワーケーションはどうしても短期間の間に仕事と遊びの予定を詰め込みすぎやすいという課題がある。そこは、コンシェルジュ「結び人」のサポートと秩父地域の特性によってカバーしている。
「秩父は駅徒歩圏で楽しめるのはもちろん、車で5〜10分移動すると自然のアクティビティも楽しめる地域です。昼間はちゃんと仕事をして、夕方から楽しめるプランも用意しています。もちろん昼間から秩父を楽しむプランもあるので、ぜひ結び人に相談してくださいね」(出浦さん)
2022年1月時点では、ワーケーションの料金形態は2種類。5つのコワーキングスペースが終日使い放題になる「テレワークプランLITE」(2,200円)。そして、コワーキングスペース2日分の利用料と宿泊施設1泊分がセットになったプラン「テレワークパスポート」(6,800円〜)だ。
そのほか、テレワークパスポートの利用者はコワーキングスペースや宿泊施設間を移動する送迎車を自由に利用できる。延泊や長期滞在のディスカウントプランも用意した。
「秩父の魅力は、なんといっても関東からの利便性の良さ。池袋からなら特急で77分。すぐに来て、帰れるのが魅力。いつもと違う場所に来ると気分転換ができるだけでなく、アイデアが浮かんできたり仕事が捗ったりするもの。1泊でも、普段の生活とは全く違う刺激が得られます。ものは試し。ぜひお気軽にいらしてくださいね」(出浦さん)
今後は各種イベントの実施をはじめ、地元の小学校との卒業制作や体験教室での連携など地域と共同企画も計画している。
秩父 de work えらべるしごと場
編集:ノオト