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大阪・うめきたエリアにオープンイノベーションのための施設「Blooming Camp」アイデア段階の挑戦を育む場所へ

大阪・梅田で再開発が行われているうめきたエリアに、オープンイノベーションのための施設「Blooming Camp(ブルーミングキャンプ)」がオープンした。さくらインターネット株式会社が「『やりたいこと』を『できる』に変える」を企業理念に、誰かのチャレンジの後押しを目的に、運営を行う。

同施設は、2024年9月6日に先行的にまちびらきが行われたグラングリーン大阪に位置する。会員専用の「コネクトエリア」、イベント専用の「イベントスクエア」、誰でも利用できる「オープンコミュニケーションエリア」の3エリアで構成されており、エリアごとに垣根の少ないオープンな設計が施されている。さくらインターネットの本社機能も兼ねる。

ワークスペースとして使える「コネクトエリア」と「オープンコミュニケーションエリア」は、どちらも可動式のテーブルと60席ほどの座席数があり、フリーアドレス。個人作業、グループディスカッションなど多様なシーンに対応している。

(提供写真)

コネクトエリアは、基本的に会員資格(=シーズメンバー)を持つ人が利用可能だが、オープンコミュニケーションエリアは、非会員の無料利用も可能となっている。あらかじめ「やりたいこと」や「提供できる価値」を運営側に伝え、審査を経たうえで参加が認められる仕組みだ。

会員になると有料Slackへ参加でき、イベント情報の共有や雑談チャンネルへのアクセスなど、コミュニティ参加への道がひらかれ、交流と実践の結びつきを強化している。オンラインとリアルの融合によって多様なメンバーがつながり、新たなプロジェクトが自然に立ち上がっているという。

この運営体制には、さくらインターネットで培われたSlack文化のノウハウが反映されており、自由でありながらセキュリティの高いコミュニティ運用が実現されている。「オンラインならではの“余白”を大切にしながら、ルールに基づいた運営が課題やアイディアの発酵を支えています」とBlooming Campマネージャーの奥畑大介さんは話す。

(提供写真)

フロアにあるキッチン併設のオープンコミュニケーションエリアは、常設カフェとして運用されており、会員利用者以外でも気軽に立ち寄れる。また、会員はこのキッチンやイベントスクエアで、イベントを主催することができる。

カフェとしても運用されているシェアキッチン(提供写真)

年間のイベント開催数は700〜800件にも上り、一日平均2回以上のイベントが行われているという。企業内クローズドイベントではなく、Blooming Campのコンセプトに合致するイベントのみ実施できる。

施設にはコミュニティマネージャーが常駐し、利用者が安心して一歩踏み出せる環境を整える。「Blooming Campは、まだ形になっていないアイデア段階の挑戦を支える場所でありたいと思っています。芽が育った後には、スタートアップ支援施設と連携を行い、さらなる成長を後押しする予定です」と奥畑さんは展望を語る。

●Blooming Camp
・営業時間:10:00~20:00
※カフェに関しては土日(10:00~20:00)も営業
・住所:大阪市北区大深町6番38号 グラングリーン大阪 北館 JAM BASE3階 さくらインターネット株式会社
・URL: https://bloomingcamp.sakura.ad.jp/

シーズメンバー料金
・月額2,200円(税込)

●利用可能な設備・サービス
電源、Wi-Fi、プロジェクター、大型スクリーン

編集=ノオト