神奈川・本厚木にワークスペース「AGORA Hon-atsugi」 創業支援策でイノベーション人材の交流拠点へ
2022年7月15日(金)、小田急線本厚木駅直結の本厚木ミロード内にワークスペース「AGORA Hon-atsugi(アゴラ 本厚木)」がオープンした。
神奈川県が取り組む「令和4年度イノベーション人材交流拠点事業」の一環で、株式会社小田急SCディベロップメントが受託。運営は飲食事業などを手がける株式会社キープ・ウィルダイニング。
「私たちは地域密着をテーマに、さまざまな事業を展開してきました。2019年にオープンした『BUSO(武相) AGORA』の運営実績をもとに運営をサポートすることになりました」と話すのは、キープ・ウィルダイニンググループ専務で同施設インキュベーションマネジャーの長谷部信樹さん。
施設名の「AGORA」は「広場」を意味する古代ギリシア語に由来。広場は古代ギリシアの都市国家ポリスにおいて、さまざまな人が集まる場所として機能しており、「現代においても同じような場所を目指す」という想いが込められている。
コンセプトは「本厚木エリアのビジネスリソースの集積地」。フロア内は快適に働ける機能性を備えるだけでなく、利用者同士でコミュニケーションが取りやすくなるよう、明るい空間づくりを意識したという。
施設は大きく2つのエリアに分かれており、用途に合わせた使い方ができる。
1つ目は、会員・ドロップイン利用で使えるエリア。複数人で交流しながら使える全19席の「フリースペース」や、打ち合わせなどに最適で会員は外部のゲストも呼ぶことができるモニター完備の「商談スペース」、周囲を気にせずWEB会議や電話ができる「テレフォンボックス」がある。
2つ目は会員専用のエリア。集中して仕事に打ち込める全8席のブース会員専用「1名ブース」や、鍵付きでプライベートオフィスとして利用できる全14席の個室会員専用「1名個室」がある。
創業支援策として、起業家同士で交流するビジネスセミナーや地域企業と繋がるイベントなどを開催するほか、会員アプリを通じて専門家や利用者同士でコミュニティを形成できるという。
施設にはドリンクスペースが設置されており、誰でも自由に利用できる。「ドリンクはカフェ事業で提供しているものと同じ本格的なクオリティです」とのこと。
長谷部さんは「駅直結の利便性を活かして、急なWeb会議など、さまざまなシーンで地元の人を中心に気軽に利用してほしいです。会員は他の『AGORA』拠点も使えるので、地域全体で活性化を目指しています」と話す。
●AGORA Hon-atsugi
・営業時間: 8:00〜」22:00(ドロップイン:平日10:00〜18:00)
・住所:神奈川県厚木市泉町1-1 本厚木ミロード① 6F
・URL:https://www.agora-office.com/
●料金
・会員:1名個室=月額34,800円、1名ブース=月額24,000円、ナイトホリデー(平日17:00〜22:00、土日祝のみ利用可)=月額8,900円、フリースペース=月額14,000円
・ドロップイン:1日1,500円、1時間500円(10時~18時)
●利用可能な設備・サービス
登記(月額5,000円)、創業支援プログラム(月額5,000円)、メールボックス(月額5,000円)、ロッカー(月額2,000円)、コピー機(白黒=10円、カラー=20円)、フリードリンク、モニター、電源、Wi-Fi
編集:ノオト