北九州市戸畑区にIT人材向け住宅「BIT.HUB」地域を巻き込みコミュニティ形成とキャリア促進を目指す
2025年3月、北九州市戸畑区に、ディレクターやエンジニア、デザイナーなどのIT人材を対象にした賃貸住宅「BIT.HUB」がオープンした。運営は、北九州市で不動産業を展開する大英産業株式会社。
「暮らしとキャリアを加速する」を理念に掲げて設計。施設名は情報の単位「bit」に由来し、入居者一人ひとりがbitとなって集まり、IT人材のハブになることを目指している。
同社事業開発本部執行役員本部長の鎭西孝行さんは「かつて手塚治虫、藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫などが住んでいた『トキワ荘』のIT版を目指し、単なる居住空間に留まらず『次世代型コミュニティレジデンス』をコンセプトに掲げました。北九州市のIT人材誘致が進んでいる中、この施設が地域に貢献できれば」と語る。

建物は、築24年の元病院寮をフルリノベーションしたもの。IT人材向け居室は22室あり、Wi-Fiも完備。さらに、24時間365日利用可能な多目的スペース「オルタス」と、くつろぎスペース「アゴラ」の2つのコミュニティルームも備える。オルタスにはアイランドキッチンやプロジェクター、アゴラにはハンモックなどを用意する。

「入居者同士の交流促進と、それぞれのITに関するスキルの向上を目指している」と話すのは、コミュニティマネージャーを務めるSouvenirの久保輝さん。「入居者同士のスキルを掛け合わせて経験や知識を増やしていただき、レジデンス内でビジネスを成立させたい」と意気込む。
今後、地元のIT関連企業と連携を強化し、学生向けのインターンシップや実務研修の場としての活用も構想している。「特に中小企業にとって、未経験者の採用はハードルが高いのが現状です。しかし、ここでの家賃を育成費と考えれば、社宅として借り上げて実戦経験を積んでもらうという活用もできます」と新たな人材育成モデルを提示する。
また、イベントを通した地域交流も。北九州市のIT関係者や同区内にある九州工業大学の学生が多く集う。

久保さんは、今後の展望について「さらに入居者を増やし、コミュニティを活性化させたいです。東京から北九州市に進出してくるIT関連企業で働く方にも入居いただきたいですね」と語る。
●BIT.HUB
・営業時間:24時間365日(コミュニティスペース、入居者のみ)
・住所:福岡県北九州市戸畑区東大谷1丁目11-17
・URL:https://bit-hub.net/
●料金
・家賃:月額38,000円〜
・管理費:月額4,500円
・駐車場:別途料金
●利用可能な設備・サービス
コミュニティルーム2室、アイランドキッチン、プロジェクター、ハンモック
編集=ノオト


