鳥取駅前の「マーチング・ビル ワークプレイス」人と人、地域と都市を結ぶ拠点を目指して
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2021年4月12日、鳥取駅前の中心市街地に「MARCHING.bldg(マーチング・ビル)」のワークプレイスがオープンしている。かつて陶器店として使われていた建物をリノベーションし、新しい暮らし働き方をテーマに生まれ変わった。
大きな特徴は、地元と都市部の人々が交流する「ハブ」としての役割を担っていること。交流を通じて、地元の人々が新しい働き方や暮らしのヒントを得たり、地域と都市部の企業や人々がコミュニティを形成したりできる場を目指している。
運営する株式会社まるにわは、鳥取駅前の中心市街地をフィールドに、地域課題の解決に関する事業を行ってきた。空き物件になっている不動産のリノベーションやテレワーク、ワーケーションの推進、地域と都市を結ぶプロジェクトの実施など、多岐にわたる活動を展開している。
「MARCHING.bldg(マーチング・ビル) ワークプレイス」が目指すのは、人と人、地域と都市を結ぶ拠点であること。そのため、さまざまな働き方や交流を支える設備が整っている。
ワーキングスペースは月額会員制で、フリーアドレスの形態を採用。1階には10席、2階には6席のワーキングスペースがあり、Web会議専用スペースやスモールオフィス、バーカウンターなども設置。また、机と椅子が可動式で、利用者のニーズに合わせたカスタマイズが可能。電源やWi-Fi、プリンターなどの設備も完備している。
地元住民だけでなく、鳥取を訪れる都市部の企業関係者が気軽に利用できる仕組みもある。東京に本社を置く企業がサテライトオフィスとして利用したり、立地性を生かして、飲食業許可済みのキッチンカウンターでテストマーケティングに活用したりする例も増えている。
地元企業もワーキング利用をしているため、日常的に相談もしやすい。2階~4階はシェアハウスとなっており、学生や20代〜30代が入居している。
「2021年5月から継続しているオンラインサロンでは、地元と都市部の人々がオンラインとオフラインを通じて情報交換したり、学びあったりしています。鳥取を拠点にしたい方、地元と関わりを持ちながら仕事をしたい方は、この空間を活用して個人の成長や新しいプロジェクトの創出につなげてほしい」と同社代表の齋藤浩文さんは呼びかける。
●MARCHING.bldg ワークプレイス
・営業時間:10:00~20:00 / 不定休(詳細はお問合せください)
・住所: 鳥取県鳥取市栄町627 MARCHING bldg.1F
・URL: https://www.instagram.com/marchingbldg/
●料金
・フリーアドレスの月額会員制
・会員料金:月額1万5千円〜
●利用可能な設備・サービス
無料Wifi・電源・ロッカー・複合機・Web会議専用スペース(2席/予約制)・会議室(1カ所/予約制)・イベントスペース・キッチン設備(飲食業許可取得済み)
編集=ノオト