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島根県で最も面積が狭い江津市にコワーキングスペース「10 IRO」 市内のハブとなりUIターンを促進する場に

2022年4月1日(金)、島根県江津市の地場産業振興センター内にコワーキングスペース「10 IRO(トイロ)」がオープンした。運営するのは合同会社じばさん石見。

「10 IRO」という施設名の由来は、考えや意見が人により異なっていることを意味する四字熟語「十人十色(じゅうにんといろ)」から。

江津市役所商工観光課の焼杉尚生さんは、「今後は個人の仕事のスタイルも『十人十色』になると思い、施設名を『10 IRO』にしました。さまざまな働き方ができる環境を整えたら、江津市にもっと活力が生まれるのではないかと期待しています」と話す。

(提供写真)

「10 IRO」は、江津市の地域の物産品などを展示している地場産業振興センターの1階にある。

コワーキングスペース内には、オープンスペースとミーティングブースを設置。ミーティングブースにはディスプレイが置かれており、6人まで利用が可能。オンライン会議に使える個室ブースは、横幅が約1.2メートルと広々としている。また、サテライトオフィスの入居者だけが使える会議室や共用スペースも備えている。

江津市は、10年前からビジネスプランコンテストを実施するなど、創業支援に力を入れている。「今後、さらに人が集まるような場所が必要になるだろう」という狙いから、企業向けのサテライトオフィスだけでなく、個人向けのコワーキングスペースも整備したという。

一人用座席(提供写真)

「10 IRO」のコンセプトは、「働き方は、さらに自由に」。コワーキングスペースという自由な働き方ができる環境を、多くの人たちが交わる場所にしたいという願いが込められている。

焼杉さんは、「県内外からの本市での起業のスタートアップとしての場や市内の企業・団体の交流スペースとして活用してもらいたいと考えています。『10 IRO』が市内のハブになることでUIターンの促進につなげていきたいです」と今後の目標を話してくれた。

●10 IRO
・営業時間:9:00〜17:00/火曜定休
・住所:島根県江津市嘉久志町イ405 1F
・URL:https://52-toiro.com/

●料金
・ドロップイン料金:1時間200円、1日1,000円
・月額会員: 10,000円

●利用可能な設備・サービス
会議専用スペース(1カ所)、個室ブース(1席)、ロッカー、複合機、Wi-Fi

編集:ノオト